【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期の弘南鉄道弘南線 (弘前駅～黒石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.5万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -3.1％( -1.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 150 件(１年前(2018年)に比べて -13.8％( -24件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 24.4年から -1.7 ％減)。平均土地面積は 117.6 坪 (昨年 117.7 坪から -0.1 ％減)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 56.2 坪から +1.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。弘前駅、黒石駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは新里駅で昨年に比べ -92.3 ％、坪単価は 5.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(館田駅、運動公園前駅)は +1103.6 ％(坪単価 +64.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新里駅、境松駅)は -85.5 ％(坪単価 -40.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.3 ％ → 2019年 22.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.6 ％ → 2019年 1.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 34.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 4.6 ％ → 2019年 4.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった館田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.4万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +1674.7％( +78.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -92.3％( -61.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 弘南鉄道弘南線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弘前駅 | 37.9万/坪 (24.7年/121坪) | 40.9万/坪 (23.9年/111坪) | 40.2万/坪 (25.3年/109坪) |
| 弘前東高前駅 | 40.8万/坪 (25.2年/132坪) | 55.1万/坪 (15.4年/101坪) | 28.4万/坪 (24.9年/78.8坪) |
| 運動公園前駅 | 58.5万/坪 (5.8年/81.7坪) | 9.3万/坪 (53.0年/81.7坪) | 59.2万/坪 (22.3年/91.8坪) |
| 新里駅 | 5.1万/坪 (58.8年/75.6坪) | 66.1万/坪 (0.25年/39.3坪) | 13.5万/坪 (16.3年/122坪) |
| 館田駅 | 83.4万/坪 (0.15年/94.8坪) | 4.7万/坪 (55.4年/278坪) | 8.3万/坪 (53.5年/127坪) |
| 平賀駅 | 14.5万/坪 (38.0年/88.9坪) | 26.3万/坪 (28.1年/92.3坪) | 15.6万/坪 (36.7年/118坪) |
| 柏農高校前駅 | 69.0万/坪 (0.25年/99.8坪) | 12.3万/坪 (17.3年/136坪) | 15.2万/坪 (28.5年/200坪) |
| 津軽尾上駅 | 47.0万/坪 (18.2年/146坪) | 14.6万/坪 (34.3年/303坪) | 8.7万/坪 (42.0年/154坪) |
| 田んぼアート駅 | - | - | - |
| 田舎館駅 | 13.6万/坪 (42.3年/60.5坪) | 36.4万/坪 (14.0年/303坪) | 14.9万/坪 (19.5年/342坪) |
| 境松駅 | 5.6万/坪 (46.3年/66.6坪) | 26.4万/坪 (44.8年/51.4坪) | - |
| 黒石駅 | 28.5万/坪 (25.0年/109坪) | 30.0万/坪 (24.5年/109坪) | 23.5万/坪 (28.1年/141坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
館田駅 83.4 万/坪(昨年同期比 +1674.7 ％)
館田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.4万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +1674.7％( +78.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.2年(昨年 55.4年から -99.7 ％減)。平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 278.3 坪から -65.9 ％減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 31.0 坪から +19.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 55.4 年 → 2019年 0.2 年、-99.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.0 分 → 2019年 12.5 分、-30.6 ％と大きく減少)
運動公園前駅 58.5 万/坪(昨年同期比 +532.4 ％)
運動公園前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.5万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +532.4％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.8年(昨年 53.0年から -89.0 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 81.7 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 101.3 坪 (昨年 30.3 坪から +235.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 53.0 年 → 2019年 5.8 年、-89.0 ％と大きく減少)
新里駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -92.3 ％)
新里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -92.3％( -61.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 58.8年(昨年 0.3年から +23225.0 ％増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 39.3 坪から +92.3 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 28.7 坪から +36.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.3 年 → 2019年 58.8 年、+23225.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.0 分 → 2019年 26.0 分、+136.4 ％と大きく増加)
境松駅 5.6 万/坪(昨年同期比 -78.6 ％)
境松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -78.6％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 44.8年から +3.3 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 51.4 坪から +29.4 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 37.8 坪から +52.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 14.0 分、+366.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示