【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の青い森鉄道線 (目時駅～青森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +13.3％( +4.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 104 件(１年前(2018年)に比べて -2.8％( -3件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 25.3年から +7.2 ％増)。平均土地面積は 96.7 坪 (昨年 115.7 坪から -16.4 ％減)。平均建物面積は 59.4 坪 (昨年 53.4 坪から +11.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。筒井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは筒井駅で昨年に比べ +87.0 ％、坪単価は 48.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(筒井駅、青森駅)は +52.3 ％(坪単価 +14.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(乙供駅、八戸駅)は -80.5 ％(坪単価 -33.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.1 ％ → 2019年 26.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.9 ％ → 2019年 1.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 ％ → 2019年 43.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 19.8 ％ → 2019年 15.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -12.5％( -7.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった乙供駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -85.0％( -40.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 青い森鉄道線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目時駅 | - | - | 9.9万/坪 (17.3年/292坪) |
| 三戸駅 | 20.6万/坪 (33.8年/173坪) | - | 2.3万/坪 (38.3年/275坪) |
| 諏訪ノ平駅 | - | - | - |
| 剣吉駅 | - | 18.7万/坪 (12.3年/185坪) | - |
| 苫米地駅 | - | 13.8万/坪 (34.6年/268坪) | - |
| 北高岩駅 | 8.9万/坪 (46.3年/333坪) | - | - |
| 八戸駅 | 8.2万/坪 (49.8年/175坪) | 34.0万/坪 (24.4年/110坪) | 40.8万/坪 (20.4年/106坪) |
| 陸奥市川駅 | 32.7万/坪 (28.4年/113坪) | 34.6万/坪 (26.8年/62.0坪) | 36.8万/坪 (29.8年/112坪) |
| 下田駅 | 16.7万/坪 (34.1年/80.2坪) | - | - |
| 向山駅 | 24.8万/坪 (12.3年/182坪) | 22.3万/坪 (16.8年/108坪) | 26.4万/坪 (21.0年/94.2坪) |
| 三沢駅 | 35.4万/坪 (23.5年/106坪) | 31.5万/坪 (21.6年/142坪) | 34.5万/坪 (21.0年/104坪) |
| 小川原駅 | - | - | - |
| 上北町駅 | - | - | - |
| 乙供駅 | 7.2万/坪 (0年/203坪) | 47.8万/坪 (0.25年/99.8坪) | - |
| 千曳駅 | - | - | - |
| 野辺地駅 | 7.2万/坪 (36.8年/118坪) | 10.5万/坪 (33.3年/194坪) | 4.0万/坪 (34.3年/42.4坪) |
| 狩場沢駅 | - | - | - |
| 清水川駅 | - | 5.0万/坪 (26.3年/75.6坪) | - |
| 小湊駅 | 11.9万/坪 (25.6年/65.0坪) | - | 7.1万/坪 (48.6年/89.2坪) |
| 西平内駅 | - | 3.7万/坪 (46.3年/56.0坪) | 0.5万/坪 (0年/484坪) |
| 浅虫温泉駅 | - | - | - |
| 野内駅 | - | - | 0.01万/坪 (52.3年/75.6坪) |
| 矢田前駅 | 9.2万/坪 (20.8年/70.3坪) | 23.7万/坪 (35.8年/227坪) | 73.9万/坪 (0.25年/43.9坪) |
| 小柳駅 | 27.5万/坪 (35.3年/56.7坪) | 25.0万/坪 (33.4年/58.6坪) | 22.1万/坪 (32.9年/75.1坪) |
| 東青森駅 | 52.9万/坪 (16.3年/59.2坪) | 60.4万/坪 (10.7年/44.5坪) | 30.0万/坪 (33.3年/77.6坪) |
| 筒井駅 | 48.9万/坪 (30.3年/71.8坪) | 26.1万/坪 (37.0年/67.7坪) | 34.1万/坪 (22.9年/127坪) |
| 青森駅 | 42.8万/坪 (28.7年/94.0坪) | 36.4万/坪 (25.6年/88.9坪) | 36.7万/坪 (20.9年/69.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
筒井駅 48.9 万/坪(昨年同期比 +87.0 ％)
筒井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +87.0％( +22.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2018年)に比べて +27.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 37.0年から -18.2 ％減)。平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 67.7 坪から +6.2 ％増)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 35.5 坪から +26.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 37.0 年 → 2019年 30.3 年、-18.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 19.6 分 → 2019年 17.3 分、-12.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.1 ％ → 2019年 27.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 ％ → 2019年 63.6 ％)
青森駅 42.8 万/坪(昨年同期比 +17.6 ％)
青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +17.6％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2018年)に比べて -10.0％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 25.6年から +11.9 ％増)。平均土地面積は 94.0 坪 (昨年 88.9 坪から +5.7 ％増)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 69.8 坪から -7.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 ％ → 2019年 16.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 38.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 25.6 年 → 2019年 28.7 年、+11.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
乙供駅 7.2 万/坪(昨年同期比 -85.0 ％)
乙供駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -85.0％( -40.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 99.8 坪から +103.0 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 27.2 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 4.0 分、-86.7 ％と大きく減少)
八戸駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -76.0 ％)
八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -76.0％( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -85.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.8年(昨年 24.4年から +103.9 ％増)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 109.8 坪から +59.8 ％増)。平均建物面積は 120.2 坪 (昨年 46.1 坪から +161.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 24.4 年 → 2019年 49.8 年、+103.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 62.5 分 → 2019年 75.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.1 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示