【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の津軽鉄道 (十川駅~津軽中里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.3万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +64.9%( +8.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2019年)に比べて -12.5%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 29.3年から -5.4 %減)。平均土地面積は 149.9 坪 (昨年 179.2 坪から -16.3 %減)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 54.0 坪から -11.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。芦野公園駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは十川駅で昨年に比べ +626.5 %、坪単価は 25.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(十川駅、芦野公園駅)は +318.1 %(坪単価 +11.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(金木駅、嘉瀬駅)は -54.4 %(坪単価 -2.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 26.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 61.1 % → 2020年 42.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 26.9 分 → 2020年 33.1 分、+23.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 31.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五農校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -15.9%( -10.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった嘉瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.5%( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
津軽鉄道 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
十川駅 | 25.6万/坪 (29.3年/164坪) | 3.5万/坪 (44.4年/241坪) | - |
五農校前駅 | 55.6万/坪 (6.5年/79.4坪) | 66.1万/坪 (0.3年/77.6坪) | - |
津軽飯詰駅 | - | - | - |
毘沙門駅 | - | 5.8万/坪 (34.3年/127坪) | - |
嘉瀬駅 | 1.5万/坪 (38.2年/75.6坪) | 2.6万/坪 (32.9年/196坪) | 2.7万/坪 (43.2年/331坪) |
金木駅 | 2.3万/坪 (47.5年/93.8坪) | 6.9万/坪 (32.8年/178坪) | 6.1万/坪 (33.5年/196坪) |
芦野公園駅 | - | ||
川倉駅 | - | 2.2万/坪 (36.0年/301坪) | 3.1万/坪 (43.8年/230坪) |
大沢内駅 | - | 2.2万/坪 (35.5年/57.5坪) | - |
深郷田駅 | - | - | - |
津軽中里駅 | 5.0万/坪 (37.4年/199坪) | 6.7万/坪 (29.3年/203坪) | 5.6万/坪 (34.9年/173坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十川駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +626.5 %)
十川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +626.5%( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 44.4年から -34.1 %減)。平均土地面積は 164.0 坪 (昨年 241.0 坪から -32.0 %減)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 101.8 坪から -59.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 44.4 年 → 2020年 29.3 年、-34.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 40.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 40.0 %)
芦野公園駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +9.6 %)
芦野公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.6%( +0.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 87.7 坪から -20.7 %減)。
金木駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -67.3 %)
金木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -67.3%( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 32.8年から +45.0 %増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 178.5 坪から -47.5 %減)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 61.0 坪から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 39.7 分 → 2020年 5.0 分、-87.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 32.8 年 → 2020年 47.5 年、+45.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 100.0 %)
嘉瀬駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -41.5 %)
嘉瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.5%( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.2年(昨年 32.9年から +16.0 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 196.1 坪から -61.4 %減)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 43.1 坪から +89.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 32.9 年 → 2020年 38.2 年、+16.0 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.2 分 → 2020年 23.0 分、+62.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示