【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR飯山線 (豊野駅~森宮野原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -17.3%( -2.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 41 件(1年前(2019年)に比べて +57.7%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 40.0年から -8.8 %減)。平均土地面積は 144.1 坪 (昨年 168.7 坪から -14.6 %減)。平均建物面積は 60.6 坪 (昨年 58.9 坪から +2.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。立ケ花駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは北飯山駅で昨年に比べ -76.1 %、坪単価は 3.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(飯山駅、立ケ花駅)は +59.2 %(坪単価 +0.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北飯山駅、戸狩野沢温泉駅)は -70.6 %(坪単価 -14.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 36.5 分 → 2020年 32.2 分、-11.7 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 55.0 % → 2020年 41.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 7.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立ケ花駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -17.2%( -6.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -76.1%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR飯山線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
豊野駅 | 25.8万/坪 (27.4年/141坪) | 42.4万/坪 (31.5年/149坪) | 65.8万/坪 (11.4年/70.4坪) |
信濃浅野駅 | - | 19.1万/坪 (42.3年/81.7坪) | - |
立ケ花駅 | 28.9万/坪 (45.4年/72.6坪) | 34.9万/坪 (30.3年/242坪) | 34.9万/坪 (16.9年/67.1坪) |
上今井駅 | 8.3万/坪 (38.5年/81.7坪) | - | 5.6万/坪 (61.3年/136坪) |
替佐駅 | 5.1万/坪 (29.3年/322坪) | - | 15.6万/坪 (33.0年/514坪) |
蓮駅 | - | 3.2万/坪 (47.2年/165坪) | - |
飯山駅 | 12.1万/坪 (39.0年/127坪) | 5.1万/坪 (32.2年/231坪) | 16.1万/坪 (34.6年/201坪) |
北飯山駅 | 3.0万/坪 (56.0年/424坪) | 12.7万/坪 (43.8年/133坪) | 10.8万/坪 (43.5年/182坪) |
信濃平駅 | 7.5万/坪 (24.8年/171坪) | 9.5万/坪 (48.5年/303坪) | - |
戸狩野沢温泉駅 | 9.8万/坪 (39.6年/106坪) | 28.1万/坪 (45.2年/60.1坪) | 8.9万/坪 (39.3年/210坪) |
上境駅 | - | 6.8万/坪 (51.0年/123坪) | 5.1万/坪 (20.8年/71.8坪) |
上桑名川駅 | 1.8万/坪 (0年/72.6坪) | - | - |
桑名川駅 | - | 15.3万/坪 (0年/303坪) | - |
西大滝駅 | - | - | - |
平滝駅 | - | - | - |
横倉駅 | - | - | - |
森宮野原駅 | - | 8.3万/坪 (34.3年/90.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
飯山駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +135.6 %)
飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +135.6%( +7.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +260.0%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 32.2年から +20.9 %増)。平均土地面積は 127.3 坪 (昨年 230.5 坪から -44.8 %減)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 46.0 坪から +4.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 59.6 分 → 2020年 39.6 分、-33.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 32.2 年 → 2020年 39.0 年、+20.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)
立ケ花駅 28.9 万/坪(昨年同期比 -17.2 %)
立ケ花駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -17.2%( -6.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.4年(昨年 30.3年から +50.0 %増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 242.0 坪から -70.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 54.5 坪から -47.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 30.3 年 → 2020年 45.4 年、+50.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.0 分 → 2020年 22.5 分、+181.2 %と大きく増加)
北飯山駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -76.1 %)
北飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -76.1%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 56.0年(昨年 43.8年から +28.0 %増)。平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 133.1 坪から +218.2 %増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 39.3 坪から +92.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 43.8 年 → 2020年 56.0 年、+28.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 14.0 分、+55.6 %と大きく増加)
戸狩野沢温泉駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -65.2 %)
戸狩野沢温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -65.2%( -18.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.6年(昨年 45.2年から -12.3 %減)。平均土地面積は 106.2 坪 (昨年 60.1 坪から +76.6 %増)。平均建物面積は 67.2 坪 (昨年 88.1 坪から -23.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 45.2 年 → 2020年 39.6 年、-12.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 82.5 分 → 2020年 52.0 分、-37.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示