物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2020年第4四半期
2020年10月12月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2020年10月〜12月期のJR中央本線 (信濃境駅田立駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +28.5%( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 86 件(1年前(2019年)に比べて +43.3%( +26件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.1年(昨年 29.0年から +0.4 %増)。平均土地面積は 147.5 坪 (昨年 164.6 坪から -10.4 %減)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 63.1 坪から -33.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。富士見駅下諏訪駅岡谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは木曽福島駅で昨年に比べ +753.4 %、坪単価は 19.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(木曽福島駅信濃境駅)は +549.8 %(坪単価 +37.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(みどり湖駅上諏訪駅)は -13.8 %(坪単価 -2.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 54.3 % → 2020年 46.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.5 % → 2020年 6.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 40.1 分 → 2020年 52.9 分、+31.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 % → 2020年 24.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった信濃境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +346.2%( +58.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となったみどり湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.1%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR中央本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR中央本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
信濃境駅74.7万/坪
(6.8年/303坪)
16.7万/坪
(47.8年/60.5坪)
19.3万/坪
(27.8年/157坪)
富士見駅29.1万/坪
(28.6年/193坪)
17.7万/坪
(29.2年/219坪)
34.7万/坪
(31.8年/66.9坪)
すずらんの里駅--55.1万/坪
(27.8年/363坪)
青柳駅--11.3万/坪
(20.8年/99.8坪)
茅野駅45.0万/坪
(24.8年/195坪)
42.0万/坪
(24.2年/254坪)
29.8万/坪
(26.9年/208坪)
上諏訪駅40.8万/坪
(29.9年/80.3坪)
39.4万/坪
(24.5年/104坪)
41.0万/坪
(40.4年/94.1坪)
下諏訪駅19.1万/坪
(38.8年/69.6坪)
14.8万/坪
(35.1年/83.0坪)
54.0万/坪
(35.3年/70.7坪)
岡谷駅36.8万/坪
(30.1年/126坪)
20.9万/坪
(32.5年/136坪)
63.4万/坪
(22.3年/166坪)
みどり湖駅13.1万/坪
(40.8年/214坪)
18.9万/坪
(43.8年/277坪)
56.2万/坪
(12.3年/51.4坪)
塩尻駅51.6万/坪
(24.3年/65.9坪)
49.3万/坪
(18.6年/174坪)
49.6万/坪
(22.4年/131坪)
洗馬駅-12.0万/坪
(26.8年/113坪)
11.3万/坪
(0年/218坪)
日出塩駅---
贄川駅---
木曽平沢駅---
奈良井駅---
藪原駅---
宮ノ越駅---
原野駅6.3万/坪
(28.8年/129坪)
--
木曽福島駅19.3万/坪
(29.4年/211坪)
2.3万/坪
(59.8年/132坪)
11.3万/坪
(33.8年/250坪)
上松駅14.5万/坪
(40.8年/81.7坪)
-1.9万/坪
(47.8年/285坪)
倉本駅---
須原駅---
大桑駅---
野尻駅---
十二兼駅---
南木曽駅6.6万/坪
(38.8年/148坪)
--
田立駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

木曽福島駅19.3 万/坪(昨年同期比 +753.4 %)

木曽福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.3万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +753.4%( +17.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.4年(昨年 59.8年から -50.9 %減)。平均土地面積は 210.8 坪 (昨年 132.3 坪から +59.3 %増)。平均建物面積は 23.3 坪 (昨年 52.9 坪から -56.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 59.8 年 → 2020年 29.4 年、-50.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 66.0 分 → 2020年 97.4 分、+47.6 %と大きく増加)

信濃境駅74.7 万/坪(昨年同期比 +346.2 %)

信濃境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +346.2%( +58.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 6.8年(昨年 47.8年から -85.9 %減)。平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 60.5 坪から +400.0 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 22.7 坪から +53.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 47.8 年 → 2020年 6.8 年、-85.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 60.0 分、+900.0 %と大きく増加)

みどり湖駅13.1 万/坪(昨年同期比 -31.1 %)

みどり湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.1%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 40.8年(昨年 43.8年から -6.8 %減)。平均土地面積は 214.0 坪 (昨年 276.8 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 20.2 坪 (昨年 38.6 坪から -47.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 29.5 分 → 2020年 45.0 分、+52.5 %と大きく増加)

上諏訪駅40.8 万/坪(昨年同期比 +3.6 %)

上諏訪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.8万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +3.6%( +1.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +44.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.9年(昨年 24.5年から +22.3 %増)。平均土地面積は 80.3 坪 (昨年 104.2 坪から -23.0 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 50.9 坪から -25.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 48.1 分 → 2020年 33.0 分、-31.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 42.9 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 24.5 年 → 2020年 29.9 年、+22.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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