【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR中央本線 (信濃境駅～田立駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -29.4％( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 50 件(１年前(2018年)に比べて +35.1％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 22.2年から +30.6 ％増)。平均土地面積は 121.1 坪 (昨年 123.1 坪から -1.7 ％減)。平均建物面積は 65.1 坪 (昨年 43.1 坪から +51.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。富士見駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富士見駅で昨年に比べ +79.0 ％、坪単価は 33.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(富士見駅、茅野駅)は +41.6 ％(坪単価 +8.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(洗馬駅、すずらんの里駅)は -79.3 ％(坪単価 -54.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.2 年 → 2019年 29.0 年、+30.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 43.3 ％ → 2019年 62.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 20.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -36.1％( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった洗馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -83.6％( -61.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR中央本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 信濃境駅 | - | - | 44.1万/坪 (22.3年/197坪) |
| 富士見駅 | 33.0万/坪 (33.5年/53.7坪) | 18.4万/坪 (44.5年/141坪) | 73.5万/坪 (3.0年/78.7坪) |
| すずらんの里駅 | 15.7万/坪 (29.0年/151坪) | 63.2万/坪 (11.0年/96.8坪) | - |
| 青柳駅 | - | - | - |
| 茅野駅 | 38.5万/坪 (25.1年/135坪) | 37.0万/坪 (23.8年/148坪) | 41.4万/坪 (21.8年/154坪) |
| 上諏訪駅 | 23.8万/坪 (33.5年/106坪) | 39.2万/坪 (23.4年/117坪) | 24.4万/坪 (38.4年/70.4坪) |
| 下諏訪駅 | 38.7万/坪 (26.0年/93.8坪) | 49.1万/坪 (24.7年/80.2坪) | 6.2万/坪 (29.4年/93.8坪) |
| 岡谷駅 | 28.7万/坪 (29.0年/119坪) | 59.1万/坪 (19.0年/74.1坪) | 27.2万/坪 (39.0年/84.1坪) |
| みどり湖駅 | 25.6万/坪 (25.0年/274坪) | 69.4万/坪 (0年/174坪) | 5.5万/坪 (34.0年/139坪) |
| 塩尻駅 | 55.7万/坪 (21.2年/73.4坪) | 87.2万/坪 (14.5年/138坪) | 50.9万/坪 (17.0年/115坪) |
| 洗馬駅 | 12.1万/坪 (44.0年/147坪) | 73.5万/坪 (0年/84.7坪) | - |
| 日出塩駅 | - | - | - |
| 贄川駅 | - | - | - |
| 木曽平沢駅 | - | - | - |
| 奈良井駅 | 7.4万/坪 (0年/63.5坪) | - | - |
| 藪原駅 | - | - | - |
| 宮ノ越駅 | - | - | - |
| 原野駅 | - | 11.0万/坪 (38.0年/90.8坪) | |
| 木曽福島駅 | 64.1万/坪 (43.0年/224坪) | - | 7.0万/坪 (28.5年/171坪) |
| 上松駅 | 0.4万/坪 (28.0年/60.5坪) | - | - |
| 倉本駅 | - | - | - |
| 須原駅 | - | - | - |
| 大桑駅 | - | - | - |
| 野尻駅 | - | - | - |
| 十二兼駅 | - | - | - |
| 南木曽駅 | 0.8万/坪 (43.0年/63.5坪) | - | - |
| 田立駅 | - | - | 19.8万/坪 (40.0年/103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富士見駅 33.0 万/坪(昨年同期比 +79.0 ％)
富士見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +79.0％( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.5年(昨年 44.5年から -24.7 ％減)。平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 140.7 坪から -61.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 25.0 坪から +9.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 44.5 年 → 2019年 33.5 年、-24.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.0 分 → 2019年 15.5 分、+55.0 ％と大きく増加)
茅野駅 38.5 万/坪(昨年同期比 +4.2 ％)
茅野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +4.2％( +1.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2018年)に比べて +10.0％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 23.8年から +5.7 ％増)。平均土地面積は 134.8 坪 (昨年 147.6 坪から -8.7 ％減)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 44.4 坪から -10.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 ％ → 2019年 70.0 ％)
洗馬駅 12.1 万/坪(昨年同期比 -83.6 ％)
洗馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -83.6％( -61.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 146.7 坪 (昨年 84.7 坪から +73.2 ％増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 27.2 坪から +19.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 25.0 分、-72.2 ％と大きく減少)
すずらんの里駅 15.7 万/坪(昨年同期比 -75.1 ％)
すずらんの里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.7万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -75.1％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.0年(昨年 11.0年から +163.6 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 96.8 坪から +56.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 34.8 坪から -8.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 60.0 分 → 2019年 30.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.0 年 → 2019年 29.0 年、+163.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示