【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR中央本線支線 (岡谷駅～塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +84.3％( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて +58.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.2年(昨年 32.9年から -41.7 ％減)。平均土地面積は 87.3 坪 (昨年 116.0 坪から -24.7 ％減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 51.1 坪から -35.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。岡谷駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは小野駅で昨年に比べ -49.8 ％、坪単価は 17.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(辰野駅)は +331.1 ％(坪単価 +39.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小野駅)は -49.8 ％(坪単価 -17.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.9 年 → 2022年 19.2 年、-41.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 ％ → 2022年 6.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.5 分 → 2022年 26.7 分、+44.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 43.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.7万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +150.3％( +55.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +60.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -49.8％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR中央本線支線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡谷駅 | 30.4万/坪 (27.0年/70.5坪) | 31.2万/坪 (34.5年/101坪) | 97.6万/坪 (0.5年/177坪) |
| 川岸駅 | 74.0万/坪 (0年/34.8坪) | - | 36.1万/坪 (44.5年/66.6坪) |
| 辰野駅 | 51.5万/坪 (14.0年/123坪) | 11.9万/坪 (39.8年/129坪) | 4.3万/坪 (47.5年/57.5坪) |
| 信濃川島駅 | 18.9万/坪 (23.5年/175坪) | 6.6万/坪 (43.5年/106坪) | - |
| 小野駅 | 17.4万/坪 (26.5年/127坪) | 34.6万/坪 (41.5年/99.8坪) | - |
| 塩尻駅 | 91.7万/坪 (8.1年/91.9坪) | 36.6万/坪 (19.3年/123坪) | 63.4万/坪 (21.2年/102坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
辰野駅 51.5 万/坪(昨年同期比 +331.1 ％)
辰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.5万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +331.1％( +39.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 39.8年から -64.8 ％減)。平均土地面積は 123.0 坪 (昨年 128.9 坪から -4.5 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 37.8 坪から -25.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.8 年 → 2022年 14.0 年、-64.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
小野駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -49.8 ％)
小野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -49.8％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.5年(昨年 41.5年から -36.1 ％減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 99.8 坪から +27.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 31.8 坪から -9.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 41.5 年 → 2022年 26.5 年、-36.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 8.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示