【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR中央本線支線 (岡谷駅~塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +63.2%( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 37.6年から -32.2 %減)。平均土地面積は 115.7 坪 (昨年 117.7 坪から -1.8 %減)。平均建物面積は 77.7 坪 (昨年 46.1 坪から +68.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。塩尻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは塩尻駅で昨年に比べ +46.7 %、坪単価は 63.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(塩尻駅)は +46.7 %(坪単価 +20.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(岡谷駅)は -15.9 %(坪単価 -5.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.6 年 → 2022年 25.5 年、-32.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 30.2 分 → 2022年 26.6 分、-11.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.5 % → 2022年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +46.7%( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった信濃川島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +12.5%( +1.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR中央本線支線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡谷駅 | 28.1万/坪 (47.0年/77.4坪) | 33.4万/坪 (39.8年/81.8坪) | 25.2万/坪 (40.2年/131坪) |
川岸駅 | - | - | - |
辰野駅 | - | 5.2万/坪 (43.5年/163坪) | - |
信濃川島駅 | 12.8万/坪 (0年/363坪) | 11.4万/坪 (21.0年/67.3坪) | 5.3万/坪 (40.0年/121坪) |
小野駅 | - | - | - |
塩尻駅 | 63.4万/坪 (14.7年/109坪) | 43.3万/坪 (36.5年/184坪) | 33.9万/坪 (25.6年/89.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
塩尻駅 63.4 万/坪(昨年同期比 +46.7 %)
塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +46.7%( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.7年(昨年 36.5年から -59.7 %減)。平均土地面積は 109.4 坪 (昨年 184.2 坪から -40.6 %減)。平均建物面積は 94.7 坪 (昨年 39.7 坪から +138.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 36.5 年 → 2022年 14.7 年、-59.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 34.6 分 → 2022年 30.6 分、-11.6 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 30.0 %)
岡谷駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -15.9 %)
岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -15.9%( -5.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 39.8年から +18.2 %増)。平均土地面積は 77.4 坪 (昨年 81.8 坪から -5.4 %減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 53.8 坪から -24.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 26.2 分 → 2022年 21.2 分、-19.2 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 39.8 年 → 2022年 47.0 年、+18.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 80.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示