【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の北陸新幹線 (飯山駅～軽井沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +10.4％( +7.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 90 件(１年前(2020年)に比べて +47.5％( +29件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 21.9年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 145.7 坪 (昨年 129.4 坪から +12.5 ％増)。平均建物面積は 57.7 坪 (昨年 48.4 坪から +19.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長野駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +105.3 ％、坪単価は 217 万円/坪となった。
上位 1 駅(軽井沢駅)は +105.3 ％(坪単価 +111.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(飯山駅)は -67.2 ％(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.9 年 → 2021年 25.7 年、+17.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 38.1 分 → 2021年 42.7 分、+11.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 24.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.5 ％ → 2021年 13.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +105.3％( +111.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -67.2％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 北陸新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 飯山駅 | 3.7万/坪 (52.5年/52.6坪) | 11.3万/坪 (37.5年/79.8坪) | 14.3万/坪 (30.5年/514坪) |
| 長野駅 | 68.4万/坪 (22.0年/113坪) | 64.6万/坪 (22.8年/85.8坪) | 58.9万/坪 (20.8年/101坪) |
| 上田駅 | 51.4万/坪 (27.2年/162坪) | 64.4万/坪 (12.1年/70.9坪) | 45.8万/坪 (29.4年/124坪) |
| 佐久平駅 | 42.0万/坪 (28.7年/178坪) | 86.3万/坪 (14.3年/128坪) | 7.5万/坪 (26.5年/248坪) |
| 軽井沢駅 | 217万/坪 (23.7年/224坪) | 106万/坪 (24.9年/222坪) | 134万/坪 (27.6年/235坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 217.5 万/坪(昨年同期比 +105.3 ％)
軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +105.3％( +111.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 24.9年から -5.0 ％減)。平均土地面積は 224.2 坪 (昨年 221.8 坪から +1.1 ％増)。平均建物面積は 47.5 坪 (昨年 47.3 坪から +0.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 37.5 分 → 2021年 26.3 分、-29.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
飯山駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -67.2 ％)
飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -67.2％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.5年(昨年 37.5年から +40.0 ％増)。平均土地面積は 52.6 坪 (昨年 79.8 坪から -34.1 ％減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 33.3 坪から +21.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 37.5 年 → 2021年 52.5 年、+40.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 25.8 分 → 2021年 43.0 分、+67.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示