【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期の松本電鉄上高地線 (松本駅～新島々駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -17.6％( -12.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 16.0年から +56.2 ％増)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 71.1 坪から +5.6 ％増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 57.7 坪から -14.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅、渚駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは新村駅で昨年に比べ -87.7 ％、坪単価は 9.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(波田駅)は +288.2 ％(坪単価 +28.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新村駅)は -87.7 ％(坪単価 -68.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 16.0 年 → 2019年 24.9 年、+56.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 24.6 分 → 2019年 27.2 分、+10.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 19.2 ％ → 2019年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.7 ％ → 2019年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -5.1％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -87.7％( -68.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 松本電鉄上高地線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松本駅 | 59.5万/坪 (19.7年/55.7坪) | 64.4万/坪 (24.5年/66.8坪) | 61.0万/坪 (20.3年/88.1坪) |
| 西松本駅 | - | - | - |
| 渚駅 | 113万/坪 (0年/51.4坪) | 119万/坪 (0年/66.6坪) | - |
| 信濃荒井駅 | - | - | - |
| 大庭駅 | - | - | - |
| 下新駅 | - | - | - |
| 北新・松本大学前駅 | - | 63.1万/坪 (0年/69.6坪) | - |
| 新村駅 | 9.6万/坪 (47.0年/218坪) | 78.2万/坪 (0.5年/74.1坪) | - |
| 三溝駅 | - | 53.9万/坪 (19.5年/63.5坪) | 70.4万/坪 (30.0年/109坪) |
| 森口駅 | - | 88.6万/坪 (0年/68.1坪) | - |
| 下島駅 | 32.1万/坪 (19.0年/96.8坪) | - | 75.6万/坪 (5.7年/154坪) |
| 波田駅 | 38.3万/坪 (54.0年/112坪) | 9.9万/坪 (30.4年/108坪) | 66.1万/坪 (16.0年/133坪) |
| 渕東駅 | - | - | - |
| 新島々駅 | - | 1.6万/坪 (39.0年/87.7坪) | 2.6万/坪 (39.5年/90.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
波田駅 38.3 万/坪(昨年同期比 +288.2 ％)
波田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +288.2％( +28.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 54.0年(昨年 30.4年から +78.0 ％増)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 108.1 坪から +3.5 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 142.2 坪から -79.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 40.0 分 → 2019年 32.7 分、-18.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 30.4 年 → 2019年 54.0 年、+78.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 50.0 ％)
新村駅 9.6 万/坪(昨年同期比 -87.7 ％)
新村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -87.7％( -68.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 0.5年から +9306.0 ％増)。平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 74.1 坪から +193.9 ％増)。平均建物面積は 99.8 坪 (昨年 28.7 坪から +247.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.5 年 → 2019年 47.0 年、+9306.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 30.0 分、+233.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示