【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の上田電鉄別所線 (上田駅～別所温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.1万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +2.3％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2018年)に比べて +3.8％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 22.1年から +28.2 ％増)。平均土地面積は 105.8 坪 (昨年 105.2 坪から +0.6 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 46.3 坪から -11.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。上田駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは寺下駅で昨年に比べ +230.8 ％、坪単価は 31.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(寺下駅、赤坂上駅)は +179.9 ％(坪単価 +31.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上田原駅、別所温泉駅)は -71.5 ％(坪単価 -30.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.1 年 → 2019年 28.3 年、+28.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.0 分 → 2019年 36.2 分、+72.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 17.4 ％ → 2019年 32.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 34.8 ％ → 2019年 44.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中塩田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +3.2％( +2.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -86.2％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 上田電鉄別所線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上田駅 | 45.8万/坪 (29.4年/124坪) | 41.9万/坪 (25.5年/106坪) | 27.7万/坪 (25.2年/121坪) |
| 城下駅 | - | 41.8万/坪 (15.5年/59.0坪) | - |
| 三好町駅 | 54.1万/坪 (27.5年/60.5坪) | - | 9.4万/坪 (42.5年/34.8坪) |
| 赤坂上駅 | 73.1万/坪 (6.0年/119坪) | 31.9万/坪 (24.0年/102坪) | 61.1万/坪 (8.5年/59.0坪) |
| 上田原駅 | 7.6万/坪 (39.5年/82.7坪) | 55.0万/坪 (9.5年/81.2坪) | 26.0万/坪 (28.0年/106坪) |
| 寺下駅 | 31.9万/坪 (41.5年/59.0坪) | 9.6万/坪 (41.5年/175坪) | - |
| 神畑駅 | - | 66.1万/坪 (0.5年/66.6坪) | - |
| 大学前駅 | 52.2万/坪 (15.5年/56.0坪) | 22.9万/坪 (48.5年/148坪) | - |
| 下之郷駅 | - | - | - |
| 中塩田駅 | 74.7万/坪 (3.5年/87.7坪) | 72.4万/坪 (0.5年/72.6坪) | 45.2万/坪 (12.0年/87.7坪) |
| 塩田町駅 | - | 52.2万/坪 (20.0年/124坪) | - |
| 中野駅 | - | - | 77.6万/坪 (-0.50年/77.1坪) |
| 舞田駅 | - | - | 37.4万/坪 (38.5年/78.7坪) |
| 八木沢駅 | - | - | - |
| 別所温泉駅 | 9.9万/坪 (50.5年/130坪) | 23.0万/坪 (27.5年/112坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
寺下駅 31.9 万/坪(昨年同期比 +230.8 ％)
寺下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +230.8％( +22.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.5年(昨年 41.5年から +0.0 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 175.5 坪から -66.4 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 72.6 坪から -66.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 60.0 分、+757.1 ％と大きく増加)
赤坂上駅 73.1 万/坪(昨年同期比 +129.1 ％)
赤坂上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +129.1％( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.0年(昨年 24.0年から -75.0 ％減)。平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 102.1 坪から +17.0 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 43.9 坪から +37.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 24.0 年 → 2019年 6.0 年、-75.0 ％と大きく減少)
上田原駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -86.2 ％)
上田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -86.2％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 9.5年から +315.6 ％増)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 81.2 坪から +1.9 ％増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 47.4 坪から -12.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 9.5 年 → 2019年 39.5 年、+315.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.7 分 → 2019年 58.7 分、+450.0 ％と大きく増加)
別所温泉駅 9.9 万/坪(昨年同期比 -56.8 ％)
別所温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -56.8％( -13.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.5年(昨年 27.5年から +83.6 ％増)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 111.9 坪から +16.2 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 45.4 坪から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 27.5 年 → 2019年 50.5 年、+83.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.0 分 → 2019年 8.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示