【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR佐世保線 (三河内駅～佐世保駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +34.4％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 167 件(１年前(2022年)に比べて +13.6％( +20件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 33.8年から -15.3 ％減)。平均土地面積は 78.9 坪 (昨年 89.9 坪から -12.2 ％減)。平均建物面積は 48.1 坪 (昨年 55.5 坪から -13.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。早岐駅、佐世保駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三河内駅で昨年に比べ +394.4 ％、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(三河内駅)は +394.4 ％(坪単価 +30.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日宇駅)は +14.8 ％(坪単価 +9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 33.8 年 → 2023年 28.6 年、-15.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.3 ％ → 2023年 35.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 17.0 ％ → 2023年 20.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 ％ → 2023年 0.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日宇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.0万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.8％( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2022年)に比べて +31.2％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +394.4％( +30.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR佐世保線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三河内駅 | 38.6万/坪 (31.2年/76.5坪) | 7.8万/坪 (56.7年/145坪) | 64.2万/坪 (17.0年/69.6坪) |
| 早岐駅 | 65.5万/坪 (26.9年/69.3坪) | 47.9万/坪 (34.5年/78.5坪) | 61.7万/坪 (23.7年/78.9坪) |
| 大塔駅 | 70.6万/坪 (20.5年/95.2坪) | 59.4万/坪 (27.0年/99.0坪) | 66.2万/坪 (25.5年/92.4坪) |
| 日宇駅 | 72.0万/坪 (21.1年/81.2坪) | 62.8万/坪 (26.4年/85.7坪) | 55.6万/坪 (26.3年/69.8坪) |
| 佐世保駅 | 57.6万/坪 (36.6年/72.1坪) | 35.7万/坪 (39.3年/87.3坪) | 53.2万/坪 (39.1年/88.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三河内駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +394.4 ％)
三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +394.4％( +30.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 56.7年から -44.9 ％減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 145.2 坪から -47.3 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 62.5 坪から -32.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 56.7 年 → 2023年 31.2 年、-44.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
日宇駅 72.0 万/坪(昨年同期比 +14.8 ％)
日宇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.0万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.8％( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2022年)に比べて +31.2％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 26.4年から -20.0 ％減)。平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 85.7 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 40.3 坪から -0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.4 年 → 2023年 21.1 年、-20.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.1 ％ → 2023年 18.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 39.1 ％ → 2023年 34.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示