【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の長崎電軌本線 (住吉駅～崇福寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -28.3％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.5年(昨年 26.1年から +32.2 ％増)。平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 71.7 坪から -46.2 ％減)。平均建物面積は 29.3 坪 (昨年 36.7 坪から -20.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。平和公園駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平和公園駅で昨年に比べ +44.0 ％、坪単価は 121 万円/坪となった。
上位 1 駅(平和公園駅)は +44.0 ％(坪単価 +37.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(昭和町通駅)は -79.3 ％(坪単価 -68.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 ％ → 2023年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.1 年 → 2023年 34.5 年、+32.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.2 分 → 2023年 17.1 分、+21.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 ％ → 2023年 50.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 14.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平和公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +44.0％( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった昭和町通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.8万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -79.3％( -68.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 長崎電軌本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 住吉駅 | 76.7万/坪 (35.1年/28.7坪) | - | - |
| 昭和町通駅 | 17.8万/坪 (45.8年/22.7坪) | 86.2万/坪 (15.4年/46.1坪) | - |
| 若葉町駅 | - | - | 208万/坪 (55.3年/46.9坪) |
| 長崎大学駅 | 36.7万/坪 (31.7年/44.4坪) | - | - |
| 岩屋橋駅 | - | 92.2万/坪 (46.0年/124坪) | 45.1万/坪 (41.8年/78.7坪) |
| 浦上車庫駅 | - | - | - |
| 大橋駅 | 29.8万/坪 (56.5年/62.0坪) | 39.1万/坪 (41.0年/72.6坪) | - |
| 平和公園駅 | 121万/坪 (8.5年/33.3坪) | 84.1万/坪 (9.5年/54.5坪) | - |
| 茂里町駅 | - | - | - |
| 長崎駅前駅 | - | - | 10.3万/坪 (44.3年/30.3坪) |
| 崇福寺駅 | - | 71.8万/坪 (27.2年/76.6坪) | 41.6万/坪 (35.5年/77.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平和公園駅 121.2 万/坪(昨年同期比 +44.0 ％)
平和公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +44.0％( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.5年(昨年 9.5年から -10.5 ％減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 54.5 坪から -38.9 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 9.5 年 → 2023年 8.5 年、-10.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 10.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
昭和町通駅 17.8 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
昭和町通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.8万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -79.3％( -68.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 15.4年から +197.5 ％増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 46.1 坪から -50.8 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 31.8 坪から -38.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 15.4 年 → 2023年 45.8 年、+197.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.0 分 → 2023年 25.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示