【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の西九州新幹線 (新大村駅～長崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.1％( +2.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 178 件(１年前(2021年)に比べて -2.7％( -5件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 30.4年から +17.0 ％増)。平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 68.2 坪から +5.5 ％増)。平均建物面積は 65.5 坪 (昨年 52.0 坪から +26.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。長崎駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長崎駅で昨年に比べ +14.4 ％、坪単価は 58.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(長崎駅)は +14.4 ％(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(諫早駅)は -18.9 ％(坪単価 -12.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 ％ → 2022年 2.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 30.4 年 → 2022年 35.6 年、+17.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.4 ％ → 2022年 46.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.7 ％ → 2022年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.4％( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 130 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.9％( -12.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2021年)に比べて +11.6％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
| 西九州新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新大村駅 | - | - | - |
| 諫早駅 | 53.2万/坪 (31.8年/87.5坪) | 65.5万/坪 (19.0年/68.9坪) | 69.6万/坪 (22.6年/95.8坪) |
| 長崎駅 | 58.0万/坪 (37.0年/66.2坪) | 50.7万/坪 (33.9年/67.9坪) | 51.6万/坪 (34.2年/63.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長崎駅 58.0 万/坪(昨年同期比 +14.4 ％)
長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.4％( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 130 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 33.9年から +8.9 ％増)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 67.9 坪から -2.6 ％減)。平均建物面積は 67.6 坪 (昨年 56.2 坪から +20.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 ％ → 2022年 1.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 ％ → 2022年 0.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.9 ％ → 2022年 32.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.0 ％ → 2022年 2.9 ％)
諫早駅 53.2 万/坪(昨年同期比 -18.9 ％)
諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.9％( -12.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2021年)に比べて +11.6％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 19.0年から +67.4 ％増)。平均土地面積は 87.5 坪 (昨年 68.9 坪から +26.9 ％増)。平均建物面積は 59.8 坪 (昨年 37.1 坪から +61.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.0 年 → 2022年 31.8 年、+67.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 22.1 分 → 2022年 25.3 分、+14.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 40.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.5 ％ → 2022年 16.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示