この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR鹿島線 (潮来駅~鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -32.2%( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2022年)に比べて -37.5%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 24.1年から -6.4 %減)。平均土地面積は 120.4 坪 (昨年 107.6 坪から +11.8 %増)。平均建物面積は 61.9 坪 (昨年 39.1 坪から +58.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。潮来駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは潮来駅で昨年に比べ +56.7 %、坪単価は 67.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(潮来駅)は +56.7 %(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿島神宮駅)は -44.7 %(坪単価 -23.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 40.5 分 → 2023年 31.0 分、-23.4 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 7.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.2 % → 2023年 6.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.0 % → 2023年 57.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.0 % → 2023年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +56.7%( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -44.7%( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR鹿島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
潮来駅 | 67.0万/坪 (14.7年/99.8坪) | 42.8万/坪 (27.4年/67.5坪) | 21.1万/坪 (32.0年/174坪) |
延方駅 | - | 60.6万/坪 (20.0年/49.9坪) | 14.8万/坪 (39.7年/52.4坪) |
鹿島神宮駅 | 29.2万/坪 (24.7年/124坪) | 52.7万/坪 (23.2年/122坪) | 55.8万/坪 (19.4年/91.9坪) |
鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
潮来駅 67.0 万/坪(昨年同期比 +56.7 %)
潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +56.7%( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.7年(昨年 27.4年から -46.5 %減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 67.5 坪から +48.0 %増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 31.5 坪から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 27.4 年 → 2023年 14.7 年、-46.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 38.4 分 → 2023年 30.0 分、-21.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 33.3 %)
鹿島神宮駅 29.2 万/坪(昨年同期比 -44.7 %)
鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -44.7%( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 23.2年から +6.5 %増)。平均土地面積は 123.8 坪 (昨年 122.0 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 67.3 坪 (昨年 42.4 坪から +58.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 43.1 分 → 2023年 31.2 分、-27.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 21.4 % → 2023年 9.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.7 % → 2023年 63.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.7 % → 2023年 9.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示