この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR鹿島線 (潮来駅～鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +29.1％( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +41.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 26.8年から -10.3 ％減)。平均土地面積は 107.6 坪 (昨年 105.1 坪から +2.4 ％増)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 33.6 坪から +16.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鹿島神宮駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは鹿島神宮駅で昨年に比べ -5.6 ％、坪単価は 52.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(延方駅)は +308.7 ％(坪単価 +45.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿島神宮駅)は -5.6 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 26.8 年 → 2022年 24.1 年、-10.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 ％ → 2022年 35.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 ％ → 2022年 35.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 ％ → 2022年 4.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった延方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +308.7％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +102.5％( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR鹿島線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 潮来駅 | 42.8万/坪 (27.4年/67.5坪) | 21.1万/坪 (32.0年/174坪) | 18.9万/坪 (12.0年/393坪) |
| 延方駅 | 60.6万/坪 (20.0年/49.9坪) | 14.8万/坪 (39.7年/52.4坪) | 19.8万/坪 (27.0年/60.5坪) |
| 鹿島神宮駅 | 52.7万/坪 (23.2年/122坪) | 55.8万/坪 (19.4年/91.9坪) | 49.5万/坪 (24.2年/94.3坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | 96.2万/坪 (0年/90.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
延方駅 60.6 万/坪(昨年同期比 +308.7 ％)
延方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +308.7％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 39.7年から -49.6 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 52.4 坪から -4.8 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 20.2 坪から -10.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.7 年 → 2022年 20.0 年、-49.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 31.3 分 → 2022年 3.0 分、-90.4 ％と大きく減少)
鹿島神宮駅 52.7 万/坪(昨年同期比 -5.6 ％)
鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.6％( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて +80.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 19.4年から +19.4 ％増)。平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 91.9 坪から +32.7 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 32.4 坪から +30.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 53.3 分 → 2022年 43.1 分、-19.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 21.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 19.4 年 → 2022年 23.2 年、+19.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 35.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示