【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の上毛電鉄上毛線 (中央前橋駅～西桐生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -14.2％( -6.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 30 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.9年(昨年 22.2年から +25.5 ％増)。平均土地面積は 129.5 坪 (昨年 104.6 坪から +23.7 ％増)。平均建物面積は 48.0 坪 (昨年 42.1 坪から +14.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。三俣駅、粕川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは樋越駅で昨年に比べ +334.2 ％、坪単価は 32.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(樋越駅、三俣駅)は +194.7 ％(坪単価 +24.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新里駅、江木駅)は -77.9 ％(坪単価 -51.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.2 年 → 2022年 27.9 年、+25.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 ％ → 2022年 30.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.5 ％ → 2022年 23.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +55.1％( +22.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -91.0％( -53.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 上毛電鉄上毛線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中央前橋駅 | 24.0万/坪 (26.5年/70.1坪) | - | 24.2万/坪 (42.0年/84.7坪) |
| 城東駅 | - | - | - |
| 三俣駅 | 64.0万/坪 (17.0年/71.1坪) | 41.2万/坪 (34.0年/98.8坪) | 81.7万/坪 (26.8年/78.7坪) |
| 片貝駅 | - | - | |
| 上泉駅 | 24.4万/坪 (28.0年/30.3坪) | - | - |
| 赤坂駅 | 66.1万/坪 (18.0年/60.5坪) | - | - |
| 心臓血管センター駅 | - | 44.6万/坪 (18.0年/72.6坪) | - |
| 江木駅 | 26.9万/坪 (41.0年/59.7坪) | 76.7万/坪 (10.6年/70.2坪) | 100万/坪 (0.7年/65.4坪) |
| 大胡駅 | 30.5万/坪 (35.0年/189坪) | 53.8万/坪 (14.5年/105坪) | 31.4万/坪 (20.0年/63.5坪) |
| 樋越駅 | 32.8万/坪 (14.0年/111坪) | 7.6万/坪 (33.5年/206坪) | - |
| 北原駅 | 71.4万/坪 (23.5年/60.5坪) | - | - |
| 新屋駅 | - | - | - |
| 粕川駅 | 40.7万/坪 (32.7年/95.8坪) | 26.4万/坪 (14.0年/454坪) | |
| 膳駅 | - | - | - |
| 新里駅 | 5.3万/坪 (27.0年/151坪) | 58.8万/坪 (1.0年/112坪) | 22.8万/坪 (24.0年/545坪) |
| 新川駅 | - | 21.7万/坪 (21.0年/81.7坪) | 82.1万/坪 (0年/151坪) |
| 東新川駅 | - | - | - |
| 赤城駅 | 36.3万/坪 (31.0年/214坪) | 30.7万/坪 (29.9年/118坪) | 37.1万/坪 (18.8年/135坪) |
| 桐生球場前駅 | - | 34.3万/坪 (44.0年/103坪) | - |
| 天王宿駅 | - | - | - |
| 富士山下駅 | - | - | - |
| 丸山下駅 | - | - | - |
| 西桐生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
樋越駅 32.8 万/坪(昨年同期比 +334.2 ％)
樋越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +334.2％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 33.5年から -58.2 ％減)。平均土地面積は 110.9 坪 (昨年 206.5 坪から -46.3 ％減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 17.4 坪から +50.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.5 年 → 2022年 14.0 年、-58.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 52.0 分 → 2022年 60.3 分、+16.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
三俣駅 64.0 万/坪(昨年同期比 +55.1 ％)
三俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +55.1％( +22.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 34.0年から -50.0 ％減)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 98.8 坪から -28.1 ％減)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 60.5 坪から -26.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 34.0 年 → 2022年 17.0 年、-50.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.3 分 → 2022年 10.0 分、-18.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
新里駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -91.0 ％)
新里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -91.0％( -53.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 1.0年から +2601.9 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 111.9 坪から +35.1 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 13.6 坪から +177.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.0 年 → 2022年 27.0 年、+2601.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 60.0 分 → 2022年 120.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
江木駅 26.9 万/坪(昨年同期比 -64.9 ％)
江木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -64.9％( -49.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 10.6年から +286.8 ％増)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 70.2 坪から -14.9 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 34.8 坪から +4.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.6 年 → 2022年 41.0 年、+286.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示