【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の上毛電鉄上毛線 (中央前橋駅～西桐生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.9％( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 17.9年から +24.1 ％増)。平均土地面積は 104.6 坪 (昨年 137.6 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 45.2 坪から -7.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大胡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新里駅で昨年に比べ +157.8 ％、坪単価は 58.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(新里駅、大胡駅)は +114.5 ％(坪単価 +29.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新川駅、三俣駅)は -61.5 ％(坪単価 -50.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 23.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.9 年 → 2021年 22.2 年、+24.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 17.9 分 → 2021年 21.2 分、+18.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.6 ％ → 2021年 30.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 ％ → 2021年 38.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった江木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -23.3％( -23.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -73.6％( -60.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 上毛電鉄上毛線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中央前橋駅 | - | 24.2万/坪 (42.0年/84.7坪) | - |
| 城東駅 | - | - | 21.5万/坪 (29.0年/90.8坪) |
| 三俣駅 | 41.2万/坪 (34.0年/98.8坪) | 81.7万/坪 (26.8年/78.7坪) | 17.2万/坪 (31.0年/36.3坪) |
| 片貝駅 | - | - | 13.2万/坪 (43.0年/78.7坪) |
| 上泉駅 | - | - | - |
| 赤坂駅 | - | - | - |
| 心臓血管センター駅 | 44.6万/坪 (18.0年/72.6坪) | - | 9.4万/坪 (39.5年/103坪) |
| 江木駅 | 76.7万/坪 (10.6年/70.2坪) | 100万/坪 (0.7年/65.4坪) | - |
| 大胡駅 | 53.8万/坪 (14.5年/105坪) | 31.4万/坪 (20.0年/63.5坪) | - |
| 樋越駅 | 7.6万/坪 (33.5年/206坪) | - | 32.2万/坪 (22.5年/92.3坪) |
| 北原駅 | - | - | 48.1万/坪 (2.0年/78.7坪) |
| 新屋駅 | - | - | - |
| 粕川駅 | 26.4万/坪 (14.0年/454坪) | 43.0万/坪 (1.0年/84.7坪) | |
| 膳駅 | - | - | - |
| 新里駅 | 58.8万/坪 (1.0年/112坪) | 22.8万/坪 (24.0年/545坪) | 53.7万/坪 (13.7年/126坪) |
| 新川駅 | 21.7万/坪 (21.0年/81.7坪) | 82.1万/坪 (0年/151坪) | 57.1万/坪 (1.0年/93.8坪) |
| 東新川駅 | - | - | - |
| 赤城駅 | 30.7万/坪 (29.9年/118坪) | 37.1万/坪 (18.8年/135坪) | 17.7万/坪 (51.0年/393坪) |
| 桐生球場前駅 | 34.3万/坪 (44.0年/103坪) | - | - |
| 天王宿駅 | - | - | - |
| 富士山下駅 | - | - | - |
| 丸山下駅 | - | - | - |
| 西桐生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新里駅 58.8 万/坪(昨年同期比 +157.8 ％)
新里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +157.8％( +36.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 24.0年から -95.8 ％減)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 544.5 坪から -79.4 ％減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 43.9 坪から -69.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.0 年 → 2021年 1.0 年、-95.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 90.0 分 → 2021年 60.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
大胡駅 53.8 万/坪(昨年同期比 +71.3 ％)
大胡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.8万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +71.3％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 20.0年から -27.5 ％減)。平均土地面積は 105.3 坪 (昨年 63.5 坪から +65.7 ％増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 33.3 坪から -12.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.0 年 → 2021年 14.5 年、-27.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.5 分 → 2021年 13.6 分、+29.5 ％と大きく増加)
新川駅 21.7 万/坪(昨年同期比 -73.6 ％)
新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -73.6％( -60.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 151.3 坪から -46.0 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 43.9 坪から -13.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.0 分 → 2021年 3.0 分、-76.9 ％と大きく減少)
三俣駅 41.2 万/坪(昨年同期比 -49.5 ％)
三俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -49.5％( -40.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 26.8年から +27.1 ％増)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 78.7 坪から +25.6 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 23.1 坪から +162.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.8 年 → 2021年 34.0 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.8 分 → 2021年 12.3 分、+82.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示