【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR花輪線 (湯瀬温泉駅～大館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -24.4％( -4.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて -21.2％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 38.3年から -5.0 ％減)。平均土地面積は 121.6 坪 (昨年 137.4 坪から -11.5 ％減)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 73.5 坪から -30.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(十和田南駅)は +354.4 ％(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大館駅)は -34.8 ％(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.2 ％ → 2022年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 ％ → 2022年 4.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 34.0 分 → 2022年 41.9 分、+23.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 45.2 ％ → 2022年 58.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった扇田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +328.6％( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八幡平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -34.3％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR花輪線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湯瀬温泉駅 | 0.9万/坪 (40.5年/303坪) | - | - |
| 八幡平駅 | 8.9万/坪 (32.5年/204坪) | 13.6万/坪 (35.0年/290坪) | 6.1万/坪 (25.0年/273坪) |
| 陸中大里駅 | - | - | 0.6万/坪 (38.0年/101坪) |
| 鹿角花輪駅 | 15.7万/坪 (28.9年/153坪) | 15.0万/坪 (42.9年/151坪) | 3.5万/坪 (30.0年/73.7坪) |
| 柴平駅 | - | - | - |
| 十和田南駅 | 9.4万/坪 (39.5年/127坪) | 2.1万/坪 (51.0年/333坪) | 12.1万/坪 (21.0年/155坪) |
| 末広駅 | - | - | - |
| 土深井駅 | - | - | - |
| 沢尻駅 | - | 2.0万/坪 (39.5年/233坪) | - |
| 十二所駅 | - | - | - |
| 大滝温泉駅 | - | - | - |
| 扇田駅 | 23.6万/坪 (14.5年/296坪) | 5.5万/坪 (44.5年/125坪) | 4.1万/坪 (27.5年/172坪) |
| 東大館駅 | - | - | 66.1万/坪 (0.5年/51.4坪) |
| 大館駅 | 14.3万/坪 (39.2年/84.7坪) | 21.9万/坪 (35.9年/104坪) | 25.8万/坪 (32.0年/145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十和田南駅 9.4 万/坪(昨年同期比 +354.4 ％)
十和田南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +354.4％( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 51.0年から -22.5 ％減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 332.8 坪から -61.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 266.2 坪から -89.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 51.0 年 → 2022年 39.5 年、-22.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
大館駅 14.3 万/坪(昨年同期比 -34.8 ％)
大館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -34.8％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて -15.0％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 35.9年から +9.2 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 104.4 坪から -18.8 ％減)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 66.6 坪から -40.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 53.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示