【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR男鹿線 (追分駅～男鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -16.6％( -7.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2018年)に比べて -26.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 17.0年から +27.1 ％増)。平均土地面積は 92.4 坪 (昨年 99.7 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 39.8 坪から -9.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(船越駅)は +154.6 ％(坪単価 +24.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(羽立駅)は -82.2 ％(坪単価 -25.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 ％ → 2019年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.8 ％ → 2019年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 17.0 年 → 2019年 21.6 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.8 分 → 2019年 27.9 分、+88.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 ％ → 2019年 25.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 ％ → 2019年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -43.2％( -32.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて -30.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -82.2％( -25.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR男鹿線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 追分駅 | 42.6万/坪 (23.2年/94.9坪) | 75.0万/坪 (4.6年/95.7坪) | 63.7万/坪 (10.5年/115坪) |
| 出戸浜駅 | - | 36.7万/坪 (7.5年/393坪) | 4.7万/坪 (39.5年/84.7坪) |
| 上二田駅 | 62.0万/坪 (0.5年/57.5坪) | - | 24.0万/坪 (17.5年/148坪) |
| 二田駅 | 62.6万/坪 (-0.50年/72.6坪) | - | - |
| 天王駅 | - | 5.0万/坪 (30.5年/72.6坪) | - |
| 船越駅 | 39.7万/坪 (24.5年/172坪) | 15.6万/坪 (38.9年/75.6坪) | 10.5万/坪 (21.0年/217坪) |
| 脇本駅 | - | - | - |
| 羽立駅 | 5.4万/坪 (36.0年/56.0坪) | 30.5万/坪 (22.5年/72.6坪) | - |
| 男鹿駅 | - | 10.1万/坪 (33.2年/57.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船越駅 39.7 万/坪(昨年同期比 +154.6 ％)
船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +154.6％( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 38.9年から -36.9 ％減)。平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 75.6 坪から +128.0 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 48.4 坪から -21.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 38.9 年 → 2019年 24.5 年、-36.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
羽立駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -82.2 ％)
羽立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -82.2％( -25.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 22.5年から +60.0 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 72.6 坪から -22.9 ％減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 39.3 坪から +17.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.5 年 → 2019年 36.0 年、+60.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 69.0 分、+885.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示