【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR田沢湖線 (田沢湖駅～大曲駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -14.7％( -4.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2020年)に比べて -16.2％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 25.5年から +12.2 ％増)。平均土地面積は 127.7 坪 (昨年 119.8 坪から +6.6 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 62.2 坪から -24.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。羽後長野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは田沢湖駅で昨年に比べ +168.3 ％、坪単価は 6.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(田沢湖駅)は +168.3 ％(坪単価 +4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(角館駅)は -15.5 ％(坪単価 -4.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 27.4 分 → 2021年 23.9 分、-12.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 ％ → 2021年 8.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 25.5 年 → 2021年 28.6 年、+12.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.7 ％ → 2021年 37.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.7 ％ → 2021年 35.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.1万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -11.9％( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田沢湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +168.3％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR田沢湖線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 田沢湖駅 | 6.8万/坪 (40.1年/208坪) | 2.5万/坪 (47.3年/241坪) | 10.1万/坪 (38.9年/259坪) |
| 神代駅 | - | 5.8万/坪 (28.0年/133坪) | - |
| 生田駅 | - | - | - |
| 角館駅 | 21.7万/坪 (31.9年/140坪) | 25.7万/坪 (23.4年/131坪) | 17.8万/坪 (26.8年/81.4坪) |
| 鶯野駅 | 29.3万/坪 (13.4年/145坪) | - | - |
| 羽後長野駅 | 22.1万/坪 (25.4年/112坪) | 16.0万/坪 (18.5年/87.7坪) | 5.6万/坪 (42.3年/151坪) |
| 鑓見内駅 | - | 7.9万/坪 (43.0年/303坪) | 12.1万/坪 (48.5年/236坪) |
| 羽後四ツ屋駅 | - | 6.2万/坪 (43.4年/97.3坪) | - |
| 北大曲駅 | - | 44.1万/坪 (21.5年/248坪) | 83.5万/坪 (-0.50年/63.5坪) |
| 大曲駅 | 37.1万/坪 (25.5年/103坪) | 42.1万/坪 (21.1年/96.8坪) | 44.0万/坪 (19.6年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田沢湖駅 6.8 万/坪(昨年同期比 +168.3 ％)
田沢湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +168.3％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 47.3年から -15.2 ％減)。平均土地面積は 208.2 坪 (昨年 241.4 坪から -13.7 ％減)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 120.2 坪から -60.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 47.3 年 → 2021年 40.1 年、-15.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.2 分 → 2021年 42.4 分、+317.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 77.8 ％)
角館駅 21.7 万/坪(昨年同期比 -15.5 ％)
角館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -15.5％( -4.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.9年(昨年 23.4年から +36.6 ％増)。平均土地面積は 140.5 坪 (昨年 131.1 坪から +7.2 ％増)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 61.5 坪から -29.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 22.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.4 年 → 2021年 31.9 年、+36.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 19.3 分 → 2021年 21.9 分、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 44.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示