【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR田沢湖線 (田沢湖駅～大曲駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +78.3％( +12.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.1年から -23.6 ％減)。平均土地面積は 132.6 坪 (昨年 155.3 坪から -14.6 ％減)。平均建物面積は 50.8 坪 (昨年 48.0 坪から +5.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。羽後長野駅、大曲駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽後長野駅で昨年に比べ +68.5 ％、坪単価は 5.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(羽後長野駅)は +68.5 ％(坪単価 +2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(角館駅)は +4.5 ％(坪単価 +0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 31.1 年 → 2019年 23.8 年、-23.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 44.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 22.8 分 → 2019年 32.1 分、+40.9 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +55.2％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2018年)に比べて +166.7％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽後長野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +68.5％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR田沢湖線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 田沢湖駅 | - | 1.2万/坪 (40.3年/52.9坪) | 6.8万/坪 (33.9年/78.7坪) |
| 神代駅 | - | 12.0万/坪 (30.3年/393坪) | - |
| 生田駅 | - | - | - |
| 角館駅 | 16.8万/坪 (21.8年/75.1坪) | 16.1万/坪 (29.3年/39.8坪) | |
| 鶯野駅 | - | - | - |
| 羽後長野駅 | 5.6万/坪 (42.3年/151坪) | 3.3万/坪 (0年/45.4坪) | 86.6万/坪 (37.3年/69.6坪) |
| 鑓見内駅 | - | - | - |
| 羽後四ツ屋駅 | - | - | 6.0万/坪 (43.3年/290坪) |
| 北大曲駅 | - | 22.8万/坪 (22.3年/484坪) | - |
| 大曲駅 | 34.3万/坪 (22.8年/144坪) | 22.1万/坪 (30.7年/161坪) | 18.6万/坪 (35.7年/125坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽後長野駅 5.6 万/坪(昨年同期比 +68.5 ％)
羽後長野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +68.5％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 45.4 坪から +233.3 ％増)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 15.1 坪から +330.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 34.0 分、+750.0 ％と大きく増加)
角館駅 16.8 万/坪(昨年同期比 +4.5 ％)
角館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +4.5％( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.8年(昨年 29.3年から -25.6 ％減)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 39.8 坪から +88.6 ％増)。平均建物面積は 24.7 坪 (昨年 43.4 坪から -43.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 29.3 年 → 2019年 21.8 年、-25.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.3 分 → 2019年 20.7 分、+26.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示