【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR奥羽本線 (院内駅～陣場駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -1.6％( -0.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 138 件(１年前(2018年)に比べて +32.7％( +34件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 22.2年から +14.4 ％増)。平均土地面積は 103.6 坪 (昨年 94.2 坪から +10.1 ％増)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 54.7 坪から -3.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。湯沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは十文字駅で昨年に比べ +495.7 ％、坪単価は 47.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(十文字駅、大曲駅)は +352.1 ％(坪単価 +37.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横堀駅、上飯島駅)は -58.5 ％(坪単価 -14.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.0 ％ → 2019年 3.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.4 ％ → 2019年 33.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 22.2 年 → 2019年 25.4 年、+14.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.9 ％ → 2019年 31.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四ツ小屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.5万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +16.0％( +11.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -68.2％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR奥羽本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 院内駅 | - | - | - |
| 横堀駅 | 3.7万/坪 (19.0年/197坪) | - | |
| 三関駅 | - | - | - |
| 上湯沢駅 | - | - | - |
| 湯沢駅 | 12.2万/坪 (36.8年/159坪) | 6.7万/坪 (42.0年/24.2坪) | 44.7万/坪 (27.4年/159坪) |
| 下湯沢駅 | - | - | 63.5万/坪 (0年/109坪) |
| 十文字駅 | 47.5万/坪 (14.0年/133坪) | 8.0万/坪 (35.4年/235坪) | 7.3万/坪 (47.0年/117坪) |
| 醍醐駅 | - | 88.2万/坪 (0年/81.7坪) | 76.3万/坪 (0年/69.6坪) |
| 柳田駅 | - | - | 16.1万/坪 (39.0年/575坪) |
| 横手駅 | 28.0万/坪 (23.5年/85.5坪) | 24.8万/坪 (27.5年/66.2坪) | 26.5万/坪 (30.8年/91.3坪) |
| 後三年駅 | 5.5万/坪 (52.0年/155坪) | - | 3.9万/坪 (39.0年/188坪) |
| 飯詰駅 | 18.2万/坪 (26.0年/180坪) | - | 17.9万/坪 (21.0年/146坪) |
| 大曲駅 | 52.2万/坪 (16.5年/101坪) | 16.9万/坪 (30.4年/62.4坪) | 43.3万/坪 (19.7年/89.7坪) |
| 神宮寺駅 | - | - | 25.2万/坪 (42.0年/393坪) |
| 刈和野駅 | 10.2万/坪 (33.0年/99.8坪) | - | - |
| 峰吉川駅 | - | - | - |
| 羽後境駅 | - | - | - |
| 大張野駅 | - | - | - |
| 和田駅 | - | - | 25.0万/坪 (27.4年/298坪) |
| 四ツ小屋駅 | 80.5万/坪 (7.8年/142坪) | 69.4万/坪 (8.2年/80.7坪) | 50.0万/坪 (30.0年/78.7坪) |
| 秋田駅 | 46.1万/坪 (25.7年/90.4坪) | 57.1万/坪 (19.1年/76.2坪) | 55.1万/坪 (18.5年/69.5坪) |
| 泉外旭川駅 | - | - | - |
| 土崎駅 | 46.1万/坪 (21.3年/82.6坪) | 39.0万/坪 (23.8年/96.8坪) | 46.6万/坪 (20.0年/124坪) |
| 上飯島駅 | 28.7万/坪 (29.8年/63.1坪) | 56.0万/坪 (20.5年/87.7坪) | - |
| 追分駅 | 38.5万/坪 (19.0年/153坪) | 39.0万/坪 (21.2年/100坪) | 32.3万/坪 (18.0年/105坪) |
| 大久保駅 | - | - | |
| 羽後飯塚駅 | 46.3万/坪 (22.0年/66.6坪) | - | |
| 井川さくら駅 | - | - | - |
| 八郎潟駅 | 20.5万/坪 (50.4年/189坪) | - | 22.2万/坪 (30.5年/169坪) |
| 鯉川駅 | - | - | - |
| 鹿渡駅 | - | - | - |
| 森岳駅 | - | - | 3.5万/坪 (51.0年/151坪) |
| 北金岡駅 | - | - | - |
| 東能代駅 | - | 5.0万/坪 (24.0年/115坪) | 5.3万/坪 (45.0年/514坪) |
| 鶴形駅 | - | 0.08万/坪 (67.0年/43.9坪) | - |
| 富根駅 | - | - | - |
| 二ツ井駅 | - | 3.9万/坪 (49.7年/190坪) | - |
| 前山駅 | - | - | - |
| 鷹ノ巣駅 | 11.8万/坪 (42.0年/181坪) | 18.7万/坪 (18.7年/280坪) | 11.3万/坪 (38.3年/109坪) |
| 糠沢駅 | - | - | - |
| 早口駅 | 16.2万/坪 (21.0年/59.0坪) | 21.6万/坪 (8.0年/99.8坪) | - |
| 下川沿駅 | - | 2.8万/坪 (48.0年/66.6坪) | - |
| 大館駅 | 56.1万/坪 (19.5年/64.0坪) | 56.6万/坪 (8.3年/63.3坪) | 22.5万/坪 (34.3年/91.0坪) |
| 白沢駅 | - | - | - |
| 陣場駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十文字駅 47.5 万/坪(昨年同期比 +495.7 ％)
十文字駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +495.7％( +39.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 35.4年から -60.4 ％減)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 234.8 坪から -43.3 ％減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 127.4 坪から -62.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 35.4 年 → 2019年 14.0 年、-60.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.5 分 → 2019年 13.0 分、-21.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 33.3 ％)
大曲駅 52.2 万/坪(昨年同期比 +208.6 ％)
大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.2万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +208.6％( +35.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 30.4年から -45.6 ％減)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 62.4 坪から +62.3 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 47.5 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 30.4 年 → 2019年 16.5 年、-45.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 50.0 ％)
横堀駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -68.2 ％)
横堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -68.2％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.0年(昨年 19.0年から +57.9 ％増)。平均建物面積は 118.0 坪 (昨年 93.8 坪から +25.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 120.0 分 → 2019年 30.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 19.0 年 → 2019年 30.0 年、+57.9 ％と大きく増加)
上飯島駅 28.7 万/坪(昨年同期比 -48.7 ％)
上飯島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -48.7％( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 20.5年から +45.1 ％増)。平均土地面積は 63.1 坪 (昨年 87.7 坪から -28.0 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 25.0 坪から +45.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.5 年 → 2019年 29.8 年、+45.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.5 分 → 2019年 12.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示