【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR五能線 (東能代駅~岩館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -26.4%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて -45.3%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.6年(昨年 31.8年から +27.3 %増)。平均土地面積は 113.9 坪 (昨年 104.8 坪から +8.7 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 78.2 坪から -48.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。向能代駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは鳥形駅で昨年に比べ -91.6 %、坪単価は 0.14 万円/坪となった。
上位 1 駅(向能代駅)は -3.3 %(坪単価 -0.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鳥形駅)は -91.6 %(坪単価 -1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.2 % → 2023年 36.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 31.8 年 → 2023年 40.6 年、+27.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 38.3 % → 2023年 56.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.8 % → 2023年 8.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった能代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -14.6%( -3.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2022年)に比べて -55.6%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鳥形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.14万円/坪(0.04万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -91.6%( -1.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR五能線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東能代駅 | 6.6万/坪 (52.5年/121坪) | 42.7万/坪 (22.3年/170坪) | 21.8万/坪 (34.8年/125坪) |
能代駅 | 21.3万/坪 (40.0年/86.7坪) | 24.9万/坪 (31.4年/94.5坪) | 26.1万/坪 (34.5年/125坪) |
向能代駅 | 10.7万/坪 (40.0年/107坪) | 11.0万/坪 (45.0年/90.8坪) | 29.0万/坪 (29.0年/73.7坪) |
北能代駅 | - | - | - |
鳥形駅 | 0.14万/坪 (28.5年/484坪) | 1.6万/坪 (42.9年/257坪) | - |
沢目駅 | - | - | 3.7万/坪 (40.8年/31.8坪) |
東八森駅 | - | - | - |
八森駅 | - | 2.3万/坪 (52.3年/115坪) | - |
滝ノ間駅 | - | - | - |
岩館駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
向能代駅 10.7 万/坪(昨年同期比 -3.3 %)
向能代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -3.3%( -0.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 45.0年から -11.1 %減)。平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 90.8 坪から +18.3 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 45.0 年 → 2023年 40.0 年、-11.1 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.0 分 → 2023年 14.2 分、+103.6 %と大きく増加)
鳥形駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -91.6 %)
鳥形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.14万円/坪(0.04万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -91.6%( -1.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 42.9年から -33.5 %減)。平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 257.1 坪から +88.2 %増)。平均建物面積は 108.9 坪 (昨年 80.2 坪から +35.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 42.9 年 → 2023年 28.5 年、-33.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.5 分 → 2023年 6.0 分、-79.7 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示