【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の秋田新幹線 (田沢湖駅～秋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.9万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +18.1％( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 58 件(１年前(2021年)に比べて -29.3％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 29.4年から -3.4 ％減)。平均土地面積は 108.2 坪 (昨年 106.5 坪から +1.6 ％増)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 62.3 坪から -2.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大曲駅、秋田駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大曲駅で昨年に比べ +15.9 ％、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(大曲駅)は +15.9 ％(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(田沢湖駅)は -89.7 ％(坪単価 -4.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 28.8 分 → 2022年 33.3 分、+15.6 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 12.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.7 ％ → 2022年 38.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった秋田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.5万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.5％( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 43 件(１年前(2021年)に比べて -27.1％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田沢湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -89.7％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 秋田新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 田沢湖駅 | 0.6万/坪 (32.3年/484坪) | 5.3万/坪 (45.9年/221坪) | - |
| 角館駅 | 7.4万/坪 (37.9年/142坪) | 16.4万/坪 (28.5年/182坪) | 8.3万/坪 (40.3年/81.7坪) |
| 大曲駅 | 38.6万/坪 (25.3年/75.0坪) | 33.3万/坪 (29.9年/85.1坪) | 36.2万/坪 (20.9年/94.8坪) |
| 秋田駅 | 54.5万/坪 (28.3年/103坪) | 47.6万/坪 (27.8年/96.6坪) | 58.3万/坪 (20.8年/78.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大曲駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +15.9 ％)
大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.9％( +5.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 29.9年から -15.5 ％減)。平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 85.1 坪から -12.0 ％減)。平均建物面積は 41.5 坪 (昨年 46.0 坪から -9.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 29.9 年 → 2022年 25.3 年、-15.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 ％ → 2022年 22.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.1 分 → 2022年 32.9 分、+117.3 ％と大きく増加)
田沢湖駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -89.7 ％)
田沢湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -89.7％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 45.9年から -29.7 ％減)。平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 221.4 坪から +118.6 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 55.7 坪から -2.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 45.9 年 → 2022年 32.3 年、-29.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 39.8 分 → 2022年 120.0 分、+201.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示