【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR篠栗線 (桂川駅～吉塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.6％( -67.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて -41.9％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.8年(昨年 21.6年から -50.1 ％減)。平均土地面積は 87.9 坪 (昨年 96.8 坪から -9.3 ％減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 42.8 坪から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。長者原駅、原町駅、吉塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長者原駅で昨年に比べ +64.5 ％、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 2 駅(長者原駅、吉塚駅)は +57.3 ％(坪単価 +45.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柚須駅、篠栗駅)は -49.0 ％(坪単価 -272.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 21.6 年 → 2022年 10.8 年、-50.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.1 ％ → 2022年 42.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.8 ％ → 2022年 4.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 15.0 分 → 2022年 16.9 分、+12.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.9 ％ → 2022年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +50.1％( +48.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった篠栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.9万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.3％( -15.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR篠栗線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桂川駅 | - | 25.7万/坪 (33.3年/157坪) | 19.7万/坪 (42.0年/80.2坪) |
| 筑前大分駅 | 9.6万/坪 (54.0年/180坪) | - | - |
| 九郎原駅 | - | - | - |
| 城戸南蔵院前駅 | - | - | 3.8万/坪 (53.0年/393坪) |
| 筑前山手駅 | - | - | - |
| 篠栗駅 | 84.9万/坪 (16.0年/68.8坪) | 100万/坪 (17.6年/143坪) | 70.5万/坪 (21.8年/150坪) |
| 門松駅 | 108万/坪 (0.3年/68.6坪) | 95.3万/坪 (13.3年/53.7坪) | 99.2万/坪 (8.2年/144坪) |
| 長者原駅 | 106万/坪 (7.0年/42.4坪) | 64.5万/坪 (30.0年/133坪) | 52.9万/坪 (27.0年/79.7坪) |
| 原町駅 | 138万/坪 (0.5年/60.5坪) | 107万/坪 (7.3年/53.2坪) | 142万/坪 (9.3年/176坪) |
| 柚須駅 | 110万/坪 (7.7年/154坪) | 639万/坪 (19.9年/62.9坪) | 107万/坪 (6.5年/244坪) |
| 吉塚駅 | 145万/坪 (8.0年/43.1坪) | 96.7万/坪 (28.0年/33.3坪) | 95.1万/坪 (19.8年/52.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長者原駅 106.2 万/坪(昨年同期比 +64.5 ％)
長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +64.5％( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 30.0年から -76.7 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 132.7 坪から -68.1 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 57.5 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.0 年 → 2022年 7.0 年、-76.7 ％と大きく減少)
吉塚駅 145.2 万/坪(昨年同期比 +50.1 ％)
吉塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +50.1％( +48.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.0年(昨年 28.0年から -71.4 ％減)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 33.3 坪から +29.5 ％増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 58.7 坪から -18.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.0 年 → 2022年 8.0 年、-71.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.8 分 → 2022年 10.5 分、+34.6 ％と大きく増加)
柚須駅 110.1 万/坪(昨年同期比 -82.8 ％)
柚須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -82.8％( -528.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.7年(昨年 19.9年から -61.4 ％減)。平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 62.9 坪から +144.0 ％増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 47.6 坪から +42.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.9 年 → 2022年 7.7 年、-61.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.3 分 → 2022年 14.2 分、+53.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 33.3 ％)
篠栗駅 84.9 万/坪(昨年同期比 -15.3 ％)
篠栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.9万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.3％( -15.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 17.6年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 143.2 坪から -51.9 ％減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 31.5 坪から +9.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.0 分 → 2022年 13.6 分、-45.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示