【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR後藤寺線 (新飯塚駅~田川後藤寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -48.3%( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2022年)に比べて -6.9%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 28.1年から +43.0 %増)。平均土地面積は 91.6 坪 (昨年 91.6 坪から -0.1 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 38.9 坪から +15.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(下鴨生駅)は +234.5 %(坪単価 +9.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(筑前庄内駅)は -63.2 %(坪単価 -28.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.1 年 → 2023年 40.1 年、+43.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.6 % → 2023年 47.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.0 % → 2023年 47.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上三緒駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -54.2%( -40.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下鴨生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +234.5%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR後藤寺線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新飯塚駅 | 24.6万/坪 (40.6年/93.4坪) | 39.8万/坪 (31.7年/97.7坪) | 36.3万/坪 (27.6年/119坪) |
上三緒駅 | 34.5万/坪 (37.8年/65.0坪) | 75.3万/坪 (15.3年/89.2坪) | 28.7万/坪 (24.8年/151坪) |
下鴨生駅 | 13.5万/坪 (40.5年/97.1坪) | 4.0万/坪 (30.8年/83.2坪) | 28.4万/坪 (42.3年/148坪) |
筑前庄内駅 | 16.5万/坪 (42.8年/109坪) | 45.0万/坪 (11.8年/72.6坪) | - |
船尾駅 | - | - | |
田川後藤寺駅 | 16.4万/坪 (40.6年/89.2坪) | 43.0万/坪 (20.8年/73.0坪) | 16.2万/坪 (40.2年/86.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下鴨生駅 13.5 万/坪(昨年同期比 +234.5 %)
下鴨生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +234.5%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 30.8年から +31.7 %増)。平均土地面積は 97.1 坪 (昨年 83.2 坪から +16.7 %増)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 37.8 坪から -7.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 54.5 分 → 2023年 28.6 分、-47.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.8 年 → 2023年 40.5 年、+31.7 %と大きく増加)
筑前庄内駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -63.2 %)
筑前庄内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -63.2%( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.8年(昨年 11.8年から +263.7 %増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 72.6 坪から +50.0 %増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 37.8 坪から +4.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.8 年 → 2023年 42.8 年、+263.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示