【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR博多南線 (博多駅~博多南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.5%( +32.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(1年前(2020年)に比べて +18.2%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 22.1年から -28.4 %減)。平均土地面積は 57.4 坪 (昨年 70.7 坪から -18.8 %減)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 89.0 坪から -48.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。博多駅、博多南駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +77.1 %、坪単価は 220 万円/坪となった。
上位 1 駅(博多駅)は +77.1 %(坪単価 +95.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多南駅)は +25.1 %(坪単価 +19.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.1 年 → 2021年 15.8 年、-28.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 40.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.4 % → 2021年 21.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 220万円/坪(66.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +77.1%( +95.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった博多南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +25.1%( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +18.5%( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
JR博多南線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 220万/坪 (38.5年/42.4坪) | 124万/坪 (21.0年/79.9坪) | 149万/坪 (26.7年/89.0坪) |
博多南駅 | 94.5万/坪 (11.4年/60.7坪) | 75.5万/坪 (22.4年/68.7坪) | 73.5万/坪 (24.4年/86.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 220.3 万/坪(昨年同期比 +77.1 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 220万円/坪(66.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +77.1%( +95.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 21.0年から +83.3 %増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 79.9 坪から -47.0 %減)。平均建物面積は 98.7 坪 (昨年 275.8 坪から -64.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.0 年 → 2021年 38.5 年、+83.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 13.8 分 → 2021年 15.4 分、+11.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 66.7 %)
博多南駅 94.5 万/坪(昨年同期比 +25.1 %)
博多南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +25.1%( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +18.5%( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 22.4年から -48.8 %減)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 68.7 坪から -11.6 %減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 44.2 坪から -23.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.4 年 → 2021年 11.4 年、-48.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.6 % → 2021年 48.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 22.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示