【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の西鉄貝塚線 (貝塚駅～西鉄新宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +16.9％( +14.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 41 件(１年前(2020年)に比べて +41.4％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 15.6年から -42.0 ％減)。平均土地面積は 68.5 坪 (昨年 83.3 坪から -17.8 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 56.2 坪から -30.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。香椎花園前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは貝塚駅で昨年に比べ +223.5 ％、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 2 駅(貝塚駅、香椎花園前駅)は +131.9 ％(坪単価 +56.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(和白駅、西鉄新宮駅)は +12.7 ％(坪単価 +11.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 15.6 年 → 2021年 9.0 年、-42.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.6 ％ → 2021年 12.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 5.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった貝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +223.5％( +80.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和白駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.1万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.3％( +10.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 西鉄貝塚線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 貝塚駅 | 116万/坪 (16.5年/216坪) | 36.0万/坪 (35.5年/57.5坪) | - |
| 名島駅 | 110万/坪 (1.5年/35.8坪) | 95.2万/坪 (6.7年/52.4坪) | 107万/坪 (33.5年/63.5坪) |
| 西鉄千早駅 | 106万/坪 (45.5年/133坪) | - | - |
| 香椎宮前駅 | 125万/坪 (1.5年/72.6坪) | - | 67.3万/坪 (14.2年/46.4坪) |
| 西鉄香椎駅 | 120万/坪 (7.5年/206坪) | - | 51.8万/坪 (38.5年/121坪) |
| 香椎花園前駅 | 116万/坪 (7.2年/50.7坪) | 82.4万/坪 (18.5年/106坪) | 86.4万/坪 (22.9年/57.0坪) |
| 唐の原駅 | 52.7万/坪 (23.0年/52.4坪) | - | 111万/坪 (1.0年/64.3坪) |
| 和白駅 | 95.1万/坪 (7.0年/55.2坪) | 84.7万/坪 (9.5年/114坪) | 40.8万/坪 (29.5年/169坪) |
| 三苫駅 | 110万/坪 (4.0年/50.7坪) | 94.7万/坪 (20.9年/61.7坪) | 94.8万/坪 (7.7年/53.9坪) |
| 西鉄新宮駅 | 102万/坪 (14.3年/68.3坪) | 90.2万/坪 (23.5年/120坪) | 59.4万/坪 (26.2年/78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
貝塚駅 116.4 万/坪(昨年同期比 +223.5 ％)
貝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +223.5％( +80.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 35.5年から -53.5 ％減)。平均土地面積は 216.3 坪 (昨年 57.5 坪から +276.3 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 102.9 坪から -63.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.5 年 → 2021年 16.5 年、-53.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.5 分、+37.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
香椎花園前駅 115.8 万/坪(昨年同期比 +40.4 ％)
香椎花園前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +40.4％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.2年(昨年 18.5年から -61.3 ％減)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 105.9 坪から -52.1 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 65.0 坪から -47.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 18.5 年 → 2021年 7.2 年、-61.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.5 分 → 2021年 12.5 分、+92.3 ％と大きく増加)
和白駅 95.1 万/坪(昨年同期比 +12.3 ％)
和白駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.1万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.3％( +10.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 9.5年から -26.3 ％減)。平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 114.3 坪から -51.7 ％減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 81.9 坪から -50.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 9.5 年 → 2021年 7.0 年、-26.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 12.5 ％)
西鉄新宮駅 101.9 万/坪(昨年同期比 +13.0 ％)
西鉄新宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +13.0％( +11.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 23.5年から -39.0 ％減)。平均土地面積は 68.3 坪 (昨年 120.0 坪から -43.1 ％減)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 64.0 坪から -42.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.5 年 → 2021年 14.3 年、-39.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.0 分 → 2021年 7.8 分、-13.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示