【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR北陸本線 (牛ノ谷駅～新疋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +13.1％( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 122 件(１年前(2023年)に比べて -64.2％( -219件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 25.4年から -0.4 ％減)。平均土地面積は 99.4 坪 (昨年 86.7 坪から +14.7 ％増)。平均建物面積は 57.1 坪 (昨年 59.2 坪から -3.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。丸岡駅、福井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは越前花堂駅で昨年に比べ +690.3 ％、坪単価は 65.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(越前花堂駅、福井駅)は +372.9 ％(坪単価 +41.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(王子保駅、春江駅)は -42.4 ％(坪単価 -14.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 ％ → 2024年 7.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 ％ → 2024年 3.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 ％ → 2024年 26.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.6 ％ → 2024年 36.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +55.5％( +26.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -72.1％( -101件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった王子保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.9％( -16.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR北陸本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 牛ノ谷駅 | - | - | - |
| 細呂木駅 | 0.6万/坪 (45.0年/18.2坪) | - | 17.0万/坪 (35.8年/166坪) |
| 芦原温泉駅 | 42.4万/坪 (27.8年/75.6坪) | 46.1万/坪 (19.8年/183坪) | 21.0万/坪 (38.9年/158坪) |
| 丸岡駅 | 45.6万/坪 (19.8年/106坪) | 35.7万/坪 (24.6年/92.0坪) | 19.1万/坪 (33.6年/152坪) |
| 春江駅 | 26.3万/坪 (30.5年/82.6坪) | 38.6万/坪 (21.8年/89.6坪) | 47.4万/坪 (13.9年/89.0坪) |
| 森田駅 | 62.7万/坪 (6.0年/53.9坪) | 66.0万/坪 (8.9年/67.5坪) | 55.1万/坪 (17.5年/65.7坪) |
| 福井駅 | 75.0万/坪 (25.6年/130坪) | 48.2万/坪 (28.6年/81.4坪) | 49.4万/坪 (26.1年/74.2坪) |
| 越前花堂駅 | 65.3万/坪 (36.7年/55.2坪) | 8.3万/坪 (30.5年/109坪) | 29.6万/坪 (44.3年/69.6坪) |
| 大土呂駅 | - | - | - |
| 北鯖江駅 | - | - | 69.4万/坪 (0.4年/52.9坪) |
| 鯖江駅 | 46.6万/坪 (23.5年/98.4坪) | 49.2万/坪 (18.2年/107坪) | 37.6万/坪 (28.2年/145坪) |
| 武生駅 | 32.2万/坪 (18.5年/103坪) | 30.7万/坪 (30.2年/94.8坪) | 37.8万/坪 (26.7年/90.0坪) |
| 王子保駅 | 15.0万/坪 (42.0年/72.6坪) | 31.8万/坪 (24.5年/87.7坪) | 72.7万/坪 (1.3年/106坪) |
| 南条駅 | - | - | - |
| 湯尾駅 | 4.7万/坪 (45.0年/172坪) | - | - |
| 今庄駅 | - | 26.4万/坪 (18.8年/154坪) | 3.5万/坪 (41.9年/95.8坪) |
| 敦賀駅 | 28.5万/坪 (37.0年/88.8坪) | 27.2万/坪 (35.4年/87.3坪) | 51.8万/坪 (28.8年/86.4坪) |
| 新疋田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
越前花堂駅 65.3 万/坪(昨年同期比 +690.3 ％)
越前花堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.3万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +690.3％( +57.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 30.5年から +20.1 ％増)。平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 108.9 坪から -49.3 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 72.6 坪から -66.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.5 年 → 2024年 36.7 年、+20.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 35.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
福井駅 75.0 万/坪(昨年同期比 +55.5 ％)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +55.5％( +26.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -72.1％( -101件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 28.6年から -10.4 ％減)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 81.4 坪から +59.9 ％増)。平均建物面積は 74.8 坪 (昨年 59.9 坪から +24.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 28.6 年 → 2024年 25.6 年、-10.4 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 ％ → 2024年 5.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.1 ％ → 2024年 19.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 36.3 分 → 2024年 40.7 分、+12.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.5 ％ → 2024年 47.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 ％ → 2024年 16.7 ％)
王子保駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -52.9 ％)
王子保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.9％( -16.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 24.5年から +71.4 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 87.7 坪から -17.2 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 40.8 坪から +11.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.0 分 → 2024年 14.0 分、-39.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.5 年 → 2024年 42.0 年、+71.4 ％と大きく増加)
春江駅 26.3 万/坪(昨年同期比 -31.8 ％)
春江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.3万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -31.8％( -12.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -69.2％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 21.8年から +40.1 ％増)。平均土地面積は 82.6 坪 (昨年 89.6 坪から -7.8 ％減)。平均建物面積は 51.2 坪 (昨年 46.2 坪から +10.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 24.4 分 → 2024年 21.1 分、-13.5 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.8 年 → 2024年 30.5 年、+40.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.9 ％ → 2024年 62.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示