この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のえちぜん鉄道勝山永平寺線 (福井駅～勝山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -15.9％( -7.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 186 件(１年前(2018年)に比べて +25.7％( +38件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 23.6年から +11.3 ％増)。平均土地面積は 85.4 坪 (昨年 97.3 坪から -12.3 ％減)。平均建物面積は 61.8 坪 (昨年 67.2 坪から -8.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。山王駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは観音町駅で昨年に比べ +840.5 ％、坪単価は 79.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(観音町駅、発坂駅)は +544.7 ％(坪単価 +38.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(轟駅、勝山駅)は -80.6 ％(坪単価 -12.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.4 ％ → 2019年 5.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.8 ％ → 2019年 35.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 23.6 年 → 2019年 26.2 年、+11.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 19.5 ％ → 2019年 25.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 24.8 ％ → 2019年 18.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった観音町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +840.5％( +70.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった轟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -98.9％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| えちぜん鉄道勝山永平寺線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福井駅 | 43.2万/坪 (24.9年/75.4坪) | 51.1万/坪 (24.1年/96.6坪) | 43.3万/坪 (23.6年/85.4坪) |
| 新福井駅 | - | - | - |
| 福井口駅 | - | - | - |
| 越前開発駅 | 46.8万/坪 (38.1年/65.3坪) | 60.6万/坪 (8.8年/43.1坪) | 17.9万/坪 (29.6年/34.8坪) |
| 越前新保駅 | 55.3万/坪 (16.4年/80.2坪) | 83.5万/坪 (0.8年/39.3坪) | - |
| 追分口駅 | 28.1万/坪 (41.8年/118坪) | - | 12.9万/坪 (26.3年/233坪) |
| 東藤島駅 | 10.7万/坪 (58.3年/303坪) | - | - |
| 越前島橋駅 | - | - | 6.2万/坪 (49.8年/93.8坪) |
| 観音町駅 | 79.3万/坪 (0年/68.1坪) | 8.4万/坪 (0.25年/66.6坪) | 63.1万/坪 (11.3年/106坪) |
| 松岡駅 | 41.8万/坪 (23.8年/150坪) | 20.7万/坪 (20.8年/60.5坪) | 38.3万/坪 (18.7年/56.6坪) |
| 志比堺駅 | 3.6万/坪 (46.5年/393坪) | - | - |
| 永平寺口駅 | 33.1万/坪 (23.3年/59.0坪) | - | 19.4万/坪 (22.5年/484坪) |
| 下志比駅 | - | - | - |
| 光明寺駅 | - | - | - |
| 轟駅 | 0.06万/坪 (46.8年/49.9坪) | 5.2万/坪 (28.5年/363坪) | 28.9万/坪 (24.0年/45.4坪) |
| 越前野中駅 | - | - | - |
| 山王駅 | 8.3万/坪 (38.0年/156坪) | 7.1万/坪 (41.0年/118坪) | 16.5万/坪 (22.5年/81.7坪) |
| 越前竹原駅 | 1.4万/坪 (48.5年/142坪) | - | 10.0万/坪 (57.8年/118坪) |
| 小舟渡駅 | - | - | - |
| 保田駅 | - | 1.2万/坪 (0年/78.7坪) | - |
| 発坂駅 | 2.2万/坪 (38.8年/230坪) | - | |
| 勝山駅 | 12.2万/坪 (36.9年/176坪) | 32.5万/坪 (11.0年/96.8坪) | 19.9万/坪 (32.7年/173坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
観音町駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +840.5 ％)
観音町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +840.5％( +70.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 0.3年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 66.6 坪から +2.3 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.9 坪から -31.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 0.3 年 → 2019年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 4.0 分 → 2019年 3.5 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
発坂駅 7.7 万/坪(昨年同期比 +248.8 ％)
発坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +248.8％( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 54.0年(昨年 38.8年から +39.3 ％増)。平均建物面積は 260.2 坪 (昨年 59.0 坪から +341.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 6.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 38.8 年 → 2019年 54.0 年、+39.3 ％と大きく増加)
轟駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -98.9 ％)
轟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -98.9％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.8年(昨年 28.5年から +64.0 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 363.0 坪から -86.2 ％減)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 124.0 坪から -29.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 13.0 分 → 2019年 1.0 分、-92.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 28.5 年 → 2019年 46.8 年、+64.0 ％と大きく増加)
勝山駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -62.3 ％)
勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.3％( -20.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 11.0年から +235.5 ％増)。平均土地面積は 176.3 坪 (昨年 96.8 坪から +82.1 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 53.4 坪から +10.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.0 年 → 2019年 36.9 年、+235.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 23.7 分 → 2019年 36.3 分、+53.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示