【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の小田急多摩線 (新百合ケ丘駅～はるひ野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +6.5％( +9.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2019年)に比べて -37.1％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 12.4年から +37.8 ％増)。平均土地面積は 54.0 坪 (昨年 52.4 坪から +3.1 ％増)。平均建物面積は 45.5 坪 (昨年 32.3 坪から +40.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新百合ケ丘駅、五月台駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新百合ケ丘駅で昨年に比べ +16.6 ％、坪単価は 157 万円/坪となった。
上位 1 駅(新百合ケ丘駅)は +16.6 ％(坪単価 +22.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(はるひ野駅)は -39.7 ％(坪単価 -66.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.9 ％ → 2020年 22.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 12.4 年 → 2020年 17.1 年、+37.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 54.3 ％ → 2020年 27.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.7 ％ → 2020年 9.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五月台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +15.7％( +23.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となったはるひ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -39.7％( -66.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急多摩線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新百合ケ丘駅 | 157万/坪 (22.0年/53.2坪) | 134万/坪 (16.5年/56.6坪) | 112万/坪 (18.2年/57.4坪) |
| 五月台駅 | 170万/坪 (6.2年/56.0坪) | 147万/坪 (9.6年/55.7坪) | 135万/坪 (10.0年/57.5坪) |
| 栗平駅 | 139万/坪 (11.0年/46.9坪) | 170万/坪 (7.6年/45.4坪) | 153万/坪 (0.7年/50.2坪) |
| 黒川駅 | - | 151万/坪 (2.0年/30.3坪) | 138万/坪 (-1.00年/43.9坪) |
| はるひ野駅 | 101万/坪 (15.0年/69.6坪) | 167万/坪 (0.5年/37.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新百合ケ丘駅 156.6 万/坪(昨年同期比 +16.6 ％)
新百合ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +16.6％( +22.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2019年)に比べて -30.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 16.5年から +33.3 ％増)。平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 56.6 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 33.5 坪から +50.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 17.6 分 → 2020年 15.3 分、-13.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 16.5 年 → 2020年 22.0 年、+33.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 ％ → 2020年 14.3 ％)
はるひ野駅 100.7 万/坪(昨年同期比 -39.7 ％)
はるひ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -39.7％( -66.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 0.5年から +2902.2 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 37.8 坪から +84.0 ％増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 30.3 坪から +110.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.5 年 → 2020年 15.0 年、+2902.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示