【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR東海道本線 (柏原駅~米原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.2%( -15.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 26.7年から +38.7 %増)。平均土地面積は 91.3 坪 (昨年 144.8 坪から -37.0 %減)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 43.2 坪から -14.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。米原駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは近江長岡駅で昨年に比べ -95.3 %、坪単価は 1.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(米原駅)は -6.2 %(坪単価 -2.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(近江長岡駅)は -95.3 %(坪単価 -36.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.7 年 → 2021年 37.0 年、+38.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 24.9 分 → 2021年 52.5 分、+111.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.2%( -2.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった醒ケ井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.27万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -86.3%( -5.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR東海道本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
柏原駅 | - | 5.5万/坪 (0年/545坪) | - |
近江長岡駅 | 1.8万/坪 (0年/124坪) | 38.1万/坪 (25.0年/54.5坪) | 55.4万/坪 (25.0年/93.8坪) |
醒ケ井駅 | 0.9万/坪 (39.5年/103坪) | 6.6万/坪 (45.5年/115坪) | - |
米原駅 | 30.8万/坪 (34.5年/46.9坪) | 32.8万/坪 (21.5年/81.7坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
米原駅 30.8 万/坪(昨年同期比 -6.2 %)
米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.2%( -2.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 21.5年から +60.5 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 81.7 坪から -42.6 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 40.3 坪から -26.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.5 年 → 2021年 34.5 年、+60.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 19.0 分 → 2021年 22.5 分、+18.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
近江長岡駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -95.3 %)
近江長岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -95.3%( -36.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 54.5 坪から +127.8 %増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 23.4 坪から -3.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 45.0 分 → 2021年 105.0 分、+133.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示