【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の沖縄ゆいレール (那覇空港駅~てだこ浦西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -7.9%( -9.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて -62.5%( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 20.4年から +92.5 %増)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 52.6 坪から +65.3 %増)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 85.4 坪から +9.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。古島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは古島駅で昨年に比べ +88.8 %、坪単価は 169 万円/坪となった。
上位 1 駅(古島駅)は +88.8 %(坪単価 +79.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(首里駅)は -46.7 %(坪単価 -63.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.9 分 → 2022年 8.2 分、-48.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 18.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.4 年 → 2022年 39.2 年、+92.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.7 % → 2022年 60.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.9 % → 2022年 10.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +88.8%( +79.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった首里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.7%( -63.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
沖縄ゆいレール | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
那覇空港駅 | - | - | - |
赤嶺駅 | - | 133万/坪 (14.2年/38.3坪) | - |
小禄駅 | - | 97.2万/坪 (24.5年/51.4坪) | 136万/坪 (49.5年/59.0坪) |
奥武山公園駅 | 7.8万/坪 (46.5年/10.6坪) | - | - |
壺川駅 | - | 124万/坪 (2.5年/42.9坪) | - |
旭橋駅 | 78.8万/坪 (31.5年/90.8坪) | 95.4万/坪 (19.0年/70.3坪) | - |
県庁前駅 | - | 99.0万/坪 (40.2年/39.8坪) | 70.0万/坪 (45.5年/25.7坪) |
美栄橋駅 | 135万/坪 (51.5年/52.9坪) | 172万/坪 (20.5年/25.7坪) | 76.7万/坪 (46.9年/33.8坪) |
牧志駅 | - | 139万/坪 (47.9年/63.9坪) | - |
安里駅 | 108万/坪 (45.2年/185坪) | 135万/坪 (34.5年/65.5坪) | - |
おもろまち駅 | - | 45.8万/坪 (50.5年/46.9坪) | - |
古島駅 | 169万/坪 (0年/54.5坪) | 89.5万/坪 (8.5年/59.5坪) | - |
市立病院前駅 | - | - | 86.6万/坪 (48.5年/75.6坪) |
儀保駅 | - | - | 82.6万/坪 (14.5年/57.5坪) |
首里駅 | 72.7万/坪 (52.5年/59.0坪) | 136万/坪 (3.0年/42.4坪) | 134万/坪 (24.0年/87.0坪) |
石嶺駅 | 139万/坪 (21.5年/37.8坪) | - | - |
経塚駅 | - | 94.5万/坪 (11.5年/127坪) | 88.7万/坪 (29.5年/49.2坪) |
浦添前田駅 | 171万/坪 (1.5年/28.7坪) | - | - |
てだこ浦西駅 | - | - | 149万/坪 (36.5年/60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
古島駅 169.0 万/坪(昨年同期比 +88.8 %)
古島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +88.8%( +79.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 59.5 坪から -8.5 %減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 119.5 坪から -88.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.7 分 → 2022年 2.0 分、-88.7 %と大きく減少)
首里駅 72.7 万/坪(昨年同期比 -46.7 %)
首里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.7%( -63.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.5年(昨年 3.0年から +1648.1 %増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 42.4 坪から +39.3 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.0 坪から -11.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 3.0 年 → 2022年 52.5 年、+1648.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.2 分 → 2022年 15.0 分、+46.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示