【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の沖縄ゆいレール (那覇空港駅～てだこ浦西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -0.1％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 22 件(１年前(2018年)に比べて -12.0％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 30.9年から -6.1 ％減)。平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 78.9 坪から -23.8 ％減)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 105.1 坪から -43.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。小禄駅、美栄橋駅、首里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは旭橋駅で昨年に比べ +314.3 ％、坪単価は 189 万円/坪となった。
上位 2 駅(旭橋駅、美栄橋駅)は +199.0 ％(坪単価 +104.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(赤嶺駅、安里駅)は -14.9 ％(坪単価 -17.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 ％ → 2019年 11.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 27.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 10.8 分 → 2019年 12.0 分、+11.9 ％と増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった旭橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +314.3％( +143.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -8.9％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 沖縄ゆいレール | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 那覇空港駅 | - | - | - |
| 赤嶺駅 | 106万/坪 (11.5年/61.3坪) | 134万/坪 (0.5年/65.0坪) | 60.6万/坪 (26.5年/130坪) |
| 小禄駅 | 103万/坪 (25.2年/60.5坪) | 64.4万/坪 (13.5年/99.8坪) | - |
| 奥武山公園駅 | - | - | - |
| 壺川駅 | - | 80.8万/坪 (32.5年/94.8坪) | - |
| 旭橋駅 | 189万/坪 (40.5年/60.5坪) | 45.6万/坪 (44.5年/106坪) | 42.6万/坪 (31.0年/75.6坪) |
| 県庁前駅 | 143万/坪 (6.5年/25.7坪) | 149万/坪 (34.9年/89.2坪) | 142万/坪 (23.2年/36.7坪) |
| 美栄橋駅 | 143万/坪 (50.0年/76.1坪) | 77.9万/坪 (42.0年/34.0坪) | 70.2万/坪 (43.5年/32.8坪) |
| 牧志駅 | - | - | - |
| 安里駅 | 62.0万/坪 (37.4年/61.8坪) | 68.0万/坪 (33.7年/58.4坪) | 97.4万/坪 (37.5年/40.8坪) |
| おもろまち駅 | - | 183万/坪 (15.5年/49.9坪) | 187万/坪 (4.5年/49.9坪) |
| 古島駅 | - | 140万/坪 (29.0年/93.0坪) | - |
| 市立病院前駅 | 101万/坪 (31.5年/61.3坪) | - | - |
| 儀保駅 | - | 181万/坪 (27.0年/90.8坪) | 167万/坪 (35.5年/42.4坪) |
| 首里駅 | 135万/坪 (0.5年/28.0坪) | 96.7万/坪 (35.0年/127坪) | - |
| 石嶺駅 | - | - | - |
| 経塚駅 | - | - | - |
| 浦添前田駅 | - | - | - |
| てだこ浦西駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
旭橋駅 188.9 万/坪(昨年同期比 +314.3 ％)
旭橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +314.3％( +143.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 40.5年(昨年 44.5年から -9.0 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 105.9 坪から -42.9 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 263.2 坪から -75.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.0 分 → 2019年 14.0 分、+75.0 ％と大きく増加)
美栄橋駅 143.3 万/坪(昨年同期比 +83.8 ％)
美栄橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +83.8％( +65.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 42.0年から +19.0 ％増)。平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 34.0 坪から +123.7 ％増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 59.0 坪から -9.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 6.0 分 → 2019年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 42.0 年 → 2019年 50.0 年、+19.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
赤嶺駅 105.5 万/坪(昨年同期比 -21.0 ％)
赤嶺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(31.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -21.0％( -28.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.5年(昨年 0.5年から +2183.2 ％増)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 65.0 坪から -5.8 ％減)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 37.1 坪から +83.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.5 年 → 2019年 11.5 年、+2183.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 15.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
安里駅 62.0 万/坪(昨年同期比 -8.9 ％)
安里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -8.9％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 33.7年から +10.8 ％増)。平均土地面積は 61.8 坪 (昨年 58.4 坪から +5.8 ％増)。平均建物面積は 73.1 坪 (昨年 62.0 坪から +17.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 33.7 年 → 2019年 37.4 年、+10.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.4 分 → 2019年 16.2 分、+20.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示