【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR京葉線 (東京駅~葛西臨海公園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 318万円/坪(96.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.7%( -68.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +42.9%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 23.2年から -23.5 %減)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 51.6 坪から +49.1 %増)。平均建物面積は 79.7 坪 (昨年 138.9 坪から -42.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。潮見駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは潮見駅で昨年に比べ +40.4 %、坪単価は 179 万円/坪となった。
上位 1 駅(潮見駅)は +40.4 %(坪単価 +51.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(八丁堀駅)は -23.2 %(坪単価 -92.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.2 年 → 2021年 17.7 年、-23.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 40.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 30.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.3 分 → 2021年 11.6 分、+251.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 % → 2021年 22.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 11.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八丁堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 308万円/坪(93.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -23.2%( -92.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった潮見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +40.4%( +51.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR京葉線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東京駅 | - | 751万/坪 (0年/40.8坪) | - |
八丁堀駅 | 308万/坪 (27.4年/46.4坪) | 401万/坪 (30.0年/46.9坪) | 124万/坪 (61.0年/13.6坪) |
越中島駅 | - | 224万/坪 (11.0年/18.2坪) | 234万/坪 (39.0年/34.0坪) |
潮見駅 | 179万/坪 (19.0年/19.7坪) | 127万/坪 (31.0年/115坪) | 309万/坪 (0年/133坪) |
新木場駅 | 1,058万/坪 (39.0年/99.8坪) | - | 148万/坪 (31.0年/49.9坪) |
葛西臨海公園駅 | 175万/坪 (2.0年/21.9坪) | - | 99.9万/坪 (26.0年/192坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
潮見駅 178.5 万/坪(昨年同期比 +40.4 %)
潮見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +40.4%( +51.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.0年(昨年 31.0年から -38.7 %減)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 115.0 坪から -82.9 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 196.6 坪から -84.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.0 年 → 2021年 19.0 年、-38.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 6.0 分、+100.0 %と大きく増加)
八丁堀駅 307.7 万/坪(昨年同期比 -23.2 %)
八丁堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 308万円/坪(93.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -23.2%( -92.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 30.0年から -8.9 %減)。平均土地面積は 46.4 坪 (昨年 46.9 坪から -1.1 %減)。平均建物面積は 185.5 坪 (昨年 137.3 坪から +35.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.5 分 → 2021年 3.7 分、+46.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示