【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の西武豊島線 (練馬駅~豊島園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 287万円/坪(86.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +28.0%( +62.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +137.5%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 33.0年から -65.7 %減)。平均土地面積は 34.9 坪 (昨年 38.0 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 40.3 坪から +12.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。練馬駅、豊島園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊島園駅で昨年に比べ +39.7 %、坪単価は 255 万円/坪となった。
上位 1 駅(豊島園駅)は +39.7 %(坪単価 +72.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(練馬駅)は +25.4 %(坪単価 +60.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.0 年 → 2023年 11.3 年、-65.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 47.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 % → 2023年 5.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.9 分 → 2023年 9.9 分、+26.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 5.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.4%( +60.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて +133.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊島園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 255万円/坪(77.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +39.7%( +72.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
西武豊島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
練馬駅 | 299万/坪 (12.3年/38.7坪) | 238万/坪 (36.5年/42.4坪) | 207万/坪 (22.6年/38.5坪) |
豊島園駅 | 255万/坪 (8.7年/24.5坪) | 183万/坪 (24.3年/25.0坪) | 122万/坪 (26.9年/17.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊島園駅 255.1 万/坪(昨年同期比 +39.7 %)
豊島園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 255万円/坪(77.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +39.7%( +72.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.7年(昨年 24.3年から -64.3 %減)。平均土地面積は 24.5 坪 (昨年 25.0 坪から -1.8 %減)。平均建物面積は 26.0 坪 (昨年 25.7 坪から +1.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.3 年 → 2023年 8.7 年、-64.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.5 分 → 2023年 9.0 分、-21.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 60.0 %)
練馬駅 298.6 万/坪(昨年同期比 +25.4 %)
練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.4%( +60.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて +133.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.3年(昨年 36.5年から -66.4 %減)。平均土地面積は 38.7 坪 (昨年 42.4 坪から -8.7 %減)。平均建物面積は 52.3 坪 (昨年 45.1 坪から +15.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 36.5 年 → 2023年 12.3 年、-66.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 21.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 7.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.7 分 → 2023年 10.3 分、+54.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示