【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の西武拝島線 (小平駅~拝島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.9%( -15.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -53.3%( -49件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 15.0年から +31.2 %増)。平均土地面積は 37.0 坪 (昨年 52.0 坪から -28.8 %減)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 45.3 坪から -33.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵砂川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵砂川駅で昨年に比べ +13.1 %、坪単価は 97.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵砂川駅、西武立川駅)は +4.2 %(坪単価 +3.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(萩山駅、玉川上水駅)は -25.9 %(坪単価 -43.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.9 % → 2024年 12.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 % → 2024年 2.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.0 年 → 2024年 19.6 年、+31.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 % → 2024年 9.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.1 % → 2024年 14.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.8%( -7.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.6%( -4.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -56.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武拝島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小平駅 | 128万/坪 (18.9年/44.4坪) | 136万/坪 (14.5年/51.7坪) | 148万/坪 (4.8年/37.2坪) |
萩山駅 | 124万/坪 (22.3年/33.3坪) | 172万/坪 (3.0年/30.3坪) | 127万/坪 (26.0年/31.8坪) |
小川駅 | 122万/坪 (31.3年/42.4坪) | 129万/坪 (18.8年/38.9坪) | 146万/坪 (10.4年/31.6坪) |
東大和市駅 | 102万/坪 (26.9年/35.0坪) | 130万/坪 (14.8年/59.5坪) | 124万/坪 (12.9年/40.5坪) |
玉川上水駅 | 125万/坪 (14.3年/36.3坪) | 165万/坪 (8.6年/32.5坪) | 134万/坪 (13.9年/47.4坪) |
武蔵砂川駅 | 97.1万/坪 (22.0年/34.5坪) | 85.9万/坪 (21.0年/53.3坪) | 115万/坪 (9.0年/39.4坪) |
西武立川駅 | 92.6万/坪 (14.4年/34.6坪) | 97.1万/坪 (15.9年/62.5坪) | 111万/坪 (8.1年/37.6坪) |
拝島駅 | 104万/坪 (16.7年/36.5坪) | 115万/坪 (13.4年/38.7坪) | 135万/坪 (14.6年/53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵砂川駅 97.1 万/坪(昨年同期比 +13.1 %)
武蔵砂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.1%( +11.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -15.4%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 21.0年から +4.4 %増)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 53.3 坪から -35.2 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 63.6 坪から -59.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.2 % → 2024年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.9 分 → 2024年 19.6 分、+41.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 30.0 %)
西武立川駅 92.6 万/坪(昨年同期比 -4.6 %)
西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.6%( -4.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -56.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 15.9年から -9.7 %減)。平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 62.5 坪から -44.7 %減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 52.5 坪から -44.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.9 分 → 2024年 16.0 分、-15.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 28.6 %)
萩山駅 124.5 万/坪(昨年同期比 -27.8 %)
萩山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.8%( -47.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 3.0年から +641.4 %増)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 30.3 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 23.1 坪から +11.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.0 分 → 2024年 5.0 分、-44.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 3.0 年 → 2024年 22.3 年、+641.4 %と大きく増加)
玉川上水駅 125.3 万/坪(昨年同期比 -24.0 %)
玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -24.0%( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 8.6年から +66.0 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 32.5 坪から +11.6 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 26.0 坪から +10.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.6 年 → 2024年 14.3 年、+66.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示