【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の西武拝島線 (小平駅～拝島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1.7％( +1.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 468 件(１年前(2020年)に比べて +49.5％( +155件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 9.5年から +24.2 ％増)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 43.6 坪から -10.0 ％減)。平均建物面積は 30.1 坪 (昨年 33.6 坪から -10.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。武蔵砂川駅、西武立川駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西武立川駅で昨年に比べ +9.4 ％、坪単価は 97.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(西武立川駅、武蔵砂川駅)は +8.2 ％(坪単価 +7.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小平駅、玉川上水駅)は -3.8 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.0 ％ → 2021年 7.9 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 ％ → 2021年 3.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.5 年 → 2021年 11.8 年、+24.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 19.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 59.2 ％ → 2021年 42.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -6.2％( -9.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 86 件(１年前(2020年)に比べて +75.5％( +37件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +9.4％( +8.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 109 件(１年前(2020年)に比べて +65.2％( +43件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 西武拝島線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小平駅 | 137万/坪 (7.8年/34.9坪) | 146万/坪 (6.8年/43.5坪) | 115万/坪 (11.0年/48.9坪) |
| 萩山駅 | 128万/坪 (12.7年/29.0坪) | 125万/坪 (5.2年/31.6坪) | 104万/坪 (11.8年/37.3坪) |
| 小川駅 | 133万/坪 (10.2年/34.5坪) | 128万/坪 (10.4年/34.7坪) | 102万/坪 (24.7年/32.5坪) |
| 東大和市駅 | 109万/坪 (16.2年/39.1坪) | 109万/坪 (14.4年/42.5坪) | 108万/坪 (11.2年/44.9坪) |
| 玉川上水駅 | 125万/坪 (11.9年/38.0坪) | 126万/坪 (10.8年/42.1坪) | 144万/坪 (12.1年/35.8坪) |
| 武蔵砂川駅 | 107万/坪 (8.8年/37.9坪) | 99.6万/坪 (6.7年/37.0坪) | 93.7万/坪 (11.6年/39.4坪) |
| 西武立川駅 | 97.1万/坪 (11.8年/42.2坪) | 88.8万/坪 (9.3年/46.8坪) | 88.6万/坪 (9.7年/51.4坪) |
| 拝島駅 | 108万/坪 (18.2年/52.1坪) | 105万/坪 (9.3年/64.9坪) | 94.6万/坪 (11.2年/50.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西武立川駅 97.1 万/坪(昨年同期比 +9.4 ％)
西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +9.4％( +8.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 109 件(１年前(2020年)に比べて +65.2％( +43件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 9.3年から +26.6 ％増)。平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 46.8 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 34.5 坪から -10.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.2 ％ → 2021年 6.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.3 年 → 2021年 11.8 年、+26.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 19.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 43.6 ％)
武蔵砂川駅 106.6 万/坪(昨年同期比 +7.0 ％)
武蔵砂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +7.0％( +7.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 74 件(１年前(2020年)に比べて +37.0％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.8年(昨年 6.7年から +31.3 ％増)。平均土地面積は 37.9 坪 (昨年 37.0 坪から +2.4 ％増)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 35.7 坪から -3.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.7 年 → 2021年 8.8 年、+31.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 15.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.0 ％ → 2021年 4.1 ％)
小平駅 137.0 万/坪(昨年同期比 -6.2 ％)
小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -6.2％( -9.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 86 件(１年前(2020年)に比べて +75.5％( +37件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.8年(昨年 6.8年から +15.2 ％増)。平均土地面積は 34.9 坪 (昨年 43.5 坪から -19.7 ％減)。平均建物面積は 27.6 坪 (昨年 35.4 坪から -22.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.2 ％ → 2021年 15.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 ％ → 2021年 3.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 6.8 年 → 2021年 7.8 年、+15.2 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 14.5 分 → 2021年 16.0 分、+10.8 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 68.8 ％ → 2021年 51.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.4 ％ → 2021年 13.4 ％)
玉川上水駅 124.7 万/坪(昨年同期比 -1.4 ％)
玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -1.4％( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +46.2％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 10.8年から +9.5 ％増)。平均土地面積は 38.0 坪 (昨年 42.1 坪から -9.7 ％減)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 28.4 坪から +9.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.8 分 → 2021年 14.3 分、-14.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.8 ％ → 2021年 10.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.5 ％ → 2021年 5.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 16.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 53.8 ％ → 2021年 35.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示