【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の東武亀戸線 (亀戸駅～曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +6.1％( +11.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2021年)に比べて +13.5％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 16.2年から +27.3 ％増)。平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 30.1 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 50.6 坪から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。亀戸水神駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀戸水神駅で昨年に比べ +37.6 ％、坪単価は 171 万円/坪となった。
上位 1 駅(亀戸水神駅)は +37.6 ％(坪単価 +46.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(曳舟駅)は -11.7 ％(坪単価 -23.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.2 年 → 2022年 20.6 年、+27.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 7.9 分 → 2022年 9.0 分、+14.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 25.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.7 ％ → 2022年 17.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 220万円/坪(66.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.9％( +28.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2021年)に比べて -5.7％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀戸水神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +37.6％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武亀戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀戸駅 | 220万/坪 (24.9年/28.4坪) | 191万/坪 (21.9年/30.9坪) | 165万/坪 (20.0年/28.5坪) |
| 亀戸水神駅 | 171万/坪 (11.8年/18.2坪) | 124万/坪 (9.9年/18.9坪) | - |
| 東あずま駅 | 173万/坪 (8.2年/21.7坪) | 164万/坪 (7.6年/31.9坪) | 164万/坪 (15.5年/23.7坪) |
| 小村井駅 | 173万/坪 (11.8年/29.1坪) | 166万/坪 (7.9年/26.2坪) | 163万/坪 (14.6年/17.9坪) |
| 曳舟駅 | 174万/坪 (23.8年/30.2坪) | 197万/坪 (20.2年/32.0坪) | 210万/坪 (22.7年/30.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀戸水神駅 170.5 万/坪(昨年同期比 +37.6 ％)
亀戸水神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +37.6％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 9.9年から +19.0 ％増)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 18.9 坪から -4.0 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 33.3 坪から -13.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 9.9 年 → 2022年 11.8 年、+19.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.5 分 → 2022年 10.0 分、+17.6 ％と増加)
曳舟駅 173.8 万/坪(昨年同期比 -11.7 ％)
曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -11.7％( -23.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて +108.3％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 20.2年から +18.1 ％増)。平均土地面積は 30.2 坪 (昨年 32.0 坪から -5.7 ％減)。平均建物面積は 52.4 坪 (昨年 38.1 坪から +37.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 34.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 ％ → 2022年 13.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 20.2 年 → 2022年 23.8 年、+18.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 34.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示