【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の東武亀戸線 (亀戸駅～曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 236万円/坪(71.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +11.4％( +24.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて +62.5％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 14.4年から +32.0 ％増)。平均土地面積は 27.0 坪 (昨年 30.5 坪から -11.6 ％減)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 42.9 坪から -9.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。曳舟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは曳舟駅で昨年に比べ +25.5 ％、坪単価は 224 万円/坪となった。
上位 1 駅(曳舟駅)は +25.5 ％(坪単価 +45.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小村井駅)は -6.4 ％(坪単価 -10.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 ％ → 2022年 54.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 ％ → 2022年 13.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.4 年 → 2022年 19.0 年、+32.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 27.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.2 ％ → 2022年 30.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 303万円/坪(91.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +4.9％( +14.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -6.4％( -10.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東武亀戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀戸駅 | 303万/坪 (35.1年/37.8坪) | 289万/坪 (23.0年/39.0坪) | 186万/坪 (13.0年/21.2坪) |
| 亀戸水神駅 | - | - | - |
| 東あずま駅 | 208万/坪 (0年/13.6坪) | 182万/坪 (1.7年/17.1坪) | 154万/坪 (0.3年/20.2坪) |
| 小村井駅 | 158万/坪 (12.2年/19.2坪) | 169万/坪 (17.3年/28.7坪) | 227万/坪 (0年/19.7坪) |
| 曳舟駅 | 224万/坪 (7.9年/23.3坪) | 179万/坪 (9.7年/31.2坪) | 362万/坪 (0年/31.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
曳舟駅 224.4 万/坪(昨年同期比 +25.5 ％)
曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 224万円/坪(67.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +25.5％( +45.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.9年(昨年 9.7年から -18.5 ％減)。平均土地面積は 23.3 坪 (昨年 31.2 坪から -25.2 ％減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 32.4 坪から -5.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 9.7 年 → 2022年 7.9 年、-18.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.2 分 → 2022年 5.7 分、-20.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 87.5 ％)
小村井駅 158.4 万/坪(昨年同期比 -6.4 ％)
小村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -6.4％( -10.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.2年(昨年 17.3年から -29.8 ％減)。平均土地面積は 19.2 坪 (昨年 28.7 坪から -33.3 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 35.8 坪から +5.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 17.3 年 → 2022年 12.2 年、-29.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.7 分 → 2022年 7.5 分、+60.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示