物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2020年第1四半期
2020年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期の京王相模原線 (調布駅多摩境駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -6.3%( -10.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(1年前(2019年)に比べて +26.1%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 8.0年(昨年 8.4年から -5.8 %減)。平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 58.3 坪から -22.1 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 41.3 坪から -10.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。多摩境駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは多摩境駅で昨年に比べ +24.8 %、坪単価は 139 万円/坪となった。

上位 2 駅(多摩境駅京王堀之内駅)は +15.6 %(坪単価 +18.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京王永山駅京王多摩川駅)は -16.8 %(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 18.6 % → 2020年 12.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.3 % → 2020年 1.8 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 72.1 % → 2020年 61.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 % → 2020年 1.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった調布駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -9.2%( -19.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて +26.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった京王永山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.3万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -21.8%( -23.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

京王相模原線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
京王相模原線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
調布駅189万/坪
(6.5年/33.8坪)
209万/坪
(11.7年/44.7坪)
196万/坪
(9.0年/32.6坪)
京王多摩川駅158万/坪
(13.3年/36.7坪)
179万/坪
(0.3年/48.4坪)
192万/坪
(0年/28.7坪)
京王よみうりランド駅173万/坪
(0年/33.3坪)
165万/坪
(1.0年/27.2坪)
173万/坪
(0年/33.3坪)
稲城駅-139万/坪
(29.0年/218坪)
139万/坪
(1.0年/40.1坪)
京王永山駅85.3万/坪
(23.2年/46.3坪)
109万/坪
(1.0年/33.3坪)
117万/坪
(12.7年/60.5坪)
京王多摩センター駅-155万/坪
(16.8年/94.2坪)
102万/坪
(21.5年/34.8坪)
京王堀之内駅149万/坪
(1.1年/54.7坪)
140万/坪
(6.8年/68.3坪)
127万/坪
(7.8年/77.1坪)
南大沢駅89.4万/坪
(13.5年/65.0坪)
100万/坪
(14.0年/59.7坪)
118万/坪
(8.2年/57.2坪)
多摩境駅139万/坪
(5.1年/50.2坪)
111万/坪
(2.8年/41.6坪)
104万/坪
(8.0年/47.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

多摩境駅138.5 万/坪(昨年同期比 +24.8 %)

多摩境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(41.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +24.8%( +27.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 5.1年(昨年 2.8年から +79.7 %増)。平均土地面積は 50.2 坪 (昨年 41.6 坪から +20.7 %増)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 31.3 坪から -1.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 2.8 年 → 2020年 5.1 年、+79.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 83.3 % → 2020年 54.5 %)

京王堀之内駅148.7 万/坪(昨年同期比 +6.4 %)

京王堀之内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.4%( +9.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 1.1年(昨年 6.8年から -83.1 %減)。平均土地面積は 54.7 坪 (昨年 68.3 坪から -19.9 %減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 35.2 坪から +0.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 6.8 年 → 2020年 1.1 年、-83.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 19.9 分 → 2020年 17.4 分、-12.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 85.7 %)

京王永山駅85.3 万/坪(昨年同期比 -21.8 %)

京王永山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.3万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -21.8%( -23.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.2年(昨年 1.0年から +2221.8 %増)。平均土地面積は 46.3 坪 (昨年 33.3 坪から +39.1 %増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 30.3 坪から +58.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 29.0 分 → 2020年 15.8 分、-45.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 1.0 年 → 2020年 23.2 年、+2221.8 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 40.0 %)

京王多摩川駅157.6 万/坪(昨年同期比 -11.9 %)

京王多摩川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -11.9%( -21.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.3年(昨年 0.3年から +3878.1 %増)。平均土地面積は 36.7 坪 (昨年 48.4 坪から -24.2 %減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 105.4 坪から -48.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 13.3 年、+3878.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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