【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の京成金町線 (京成高砂駅~京成金町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.9%( -24.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +113.3%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 7.0年から +63.1 %増)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 26.3 坪から +29.3 %増)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 27.8 坪から +42.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(柴又駅)は +3.9 %(坪単価 +6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(京成高砂駅)は -24.2 %(坪単価 -47.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 10.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.0 年 → 2021年 11.3 年、+63.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.5 分 → 2021年 9.8 分、+15.5 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 53.3 % → 2021年 20.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 12.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柴又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.9%( +6.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.2%( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
京成金町線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京成高砂駅 | 148万/坪 (11.9年/34.6坪) | 195万/坪 (6.5年/28.5坪) | 161万/坪 (0.6年/25.5坪) |
柴又駅 | 157万/坪 (9.6年/32.3坪) | 151万/坪 (7.5年/23.8坪) | 141万/坪 (22.4年/45.8坪) |
京成金町駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柴又駅 157.3 万/坪(昨年同期比 +3.9 %)
柴又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.9%( +6.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 9.6年(昨年 7.5年から +28.7 %増)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 23.8 坪から +36.0 %増)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 25.9 坪から +24.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.5 年 → 2021年 9.6 年、+28.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 12.5 %)
京成高砂駅 147.8 万/坪(昨年同期比 -24.2 %)
京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.2%( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 6.5年から +82.8 %増)。平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 28.5 坪から +21.2 %増)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 29.5 坪から +42.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.5 年 → 2021年 11.9 年、+82.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 9.1 分 → 2021年 10.5 分、+15.5 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 27.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 13.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示