この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜12月期の東京モノレール羽田線 (天王洲アイル駅~天空橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(56.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.4%( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 27.8年から -26.6 %減)。平均土地面積は 136.3 坪 (昨年 85.9 坪から +58.7 %増)。平均建物面積は 120.0 坪 (昨年 184.3 坪から -34.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。昭和島駅、天空橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは天空橋駅で昨年に比べ +61.8 %、坪単価は 214 万円/坪となった。
上位 1 駅(天空橋駅)は +61.8 %(坪単価 +81.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(流通センター駅)は -32.4 %(坪単価 -84.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 27.8 年 → 2020年 20.4 年、-26.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天空橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 214万円/坪(64.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +61.8%( +81.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった流通センター駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -32.4%( -84.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
東京モノレール羽田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
天王洲アイル駅 | - | - | - |
大井競馬場前駅 | - | - | - |
流通センター駅 | 176万/坪 (36.8年/201坪) | 94.1万/坪 (28.9年/166坪) | |
昭和島駅 | 182万/坪 (17.1年/130坪) | 131万/坪 (25.8年/104坪) | 16.5万/坪 (41.0年/69.6坪) |
天空橋駅 | 214万/坪 (0.8年/33.3坪) | 132万/坪 (35.8年/12.1坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
天空橋駅 213.9 万/坪(昨年同期比 +61.8 %)
天空橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 214万円/坪(64.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +61.8%( +81.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 35.8年から -97.9 %減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 12.1 坪から +175.0 %増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 16.6 坪から +209.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 35.8 年 → 2020年 0.8 年、-97.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
流通センター駅 175.6 万/坪(昨年同期比 -32.4 %)
流通センター駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -32.4%( -84.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 28.0年から +31.3 %増)。平均建物面積は 173.9 坪 (昨年 423.5 坪から -58.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 28.0 年 → 2020年 36.8 年、+31.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示