【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の東京りんかい線 (新木場駅~大崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 298万円/坪(90.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.0%( +16.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 15.9年から +58.6 %増)。平均土地面積は 52.7 坪 (昨年 31.9 坪から +65.2 %増)。平均建物面積は 95.6 坪 (昨年 52.1 坪から +83.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。大井町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大井町駅で昨年に比べ +35.0 %、坪単価は 332 万円/坪となった。
上位 1 駅(大井町駅)は +35.0 %(坪単価 +86.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新木場駅)は -82.7 %(坪単価 -875.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 % → 2022年 8.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.9 年 → 2022年 25.3 年、+58.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.8 分 → 2022年 10.0 分、+14.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.7 % → 2022年 23.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.1 % → 2022年 26.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大井町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(101万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +35.0%( +86.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新木場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -82.7%( -875.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
東京りんかい線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新木場駅 | 183万/坪 (35.2年/234坪) | 1,058万/坪 (39.0年/99.8坪) | - |
東雲駅 | 101万/坪 (42.0年/119坪) | - | - |
東京テレポート駅 | - | - | - |
天王洲アイル駅 | - | - | - |
品川シーサイド駅 | - | - | - |
大井町駅 | 332万/坪 (17.0年/29.3坪) | 246万/坪 (20.1年/39.7坪) | 243万/坪 (15.7年/36.8坪) |
大崎駅 | 306万/坪 (29.6年/36.2坪) | 270万/坪 (7.8年/18.2坪) | 206万/坪 (20.7年/17.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大井町駅 332.4 万/坪(昨年同期比 +35.0 %)
大井町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(101万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +35.0%( +86.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 20.1年から -15.3 %減)。平均土地面積は 29.3 坪 (昨年 39.7 坪から -26.3 %減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 72.1 坪から -21.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 20.1 年 → 2022年 17.0 年、-15.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.5 % → 2022年 21.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 % → 2022年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.1 分 → 2022年 9.2 分、+13.6 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 12.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 18.8 %)
新木場駅 182.7 万/坪(昨年同期比 -82.7 %)
新木場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -82.7%( -875.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 39.0年から -9.8 %減)。平均土地面積は 233.9 坪 (昨年 99.8 坪から +134.3 %増)。平均建物面積は 271.2 坪 (昨年 15.1 坪から +1693.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 19.7 分、+96.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示