【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -1.7％( -0.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 184 件(１年前(2018年)に比べて -2.6％( -5件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 23.8年から +15.4 ％増)。平均土地面積は 77.7 坪 (昨年 81.1 坪から -4.2 ％減)。平均建物面積は 61.0 坪 (昨年 62.0 坪から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。粟生津駅、吉田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは白山駅で昨年に比べ +244.2 ％、坪単価は 61.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(白山駅、粟生津駅)は +157.7 ％(坪単価 +23.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(出雲崎駅、寺尾駅)は -60.6 ％(坪単価 -22.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.2 ％ → 2019年 1.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 ％ → 2019年 6.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 23.8 年 → 2019年 27.5 年、+15.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.5 ％ → 2019年 31.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 24.8 ％ → 2019年 22.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小針駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +0.7％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2018年)に比べて +87.5％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった出雲崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -69.9％( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR越後線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | 25.2万/坪 (37.0年/90.0坪) | 27.3万/坪 (24.5年/100坪) | 28.8万/坪 (1.5年/110坪) |
| 東柏崎駅 | 24.5万/坪 (22.0年/98.3坪) | 33.5万/坪 (21.3年/72.6坪) | 36.2万/坪 (23.2年/109坪) |
| 西中通駅 | - | - | 1.6万/坪 (36.5年/54.5坪) |
| 荒浜駅 | - | - | - |
| 刈羽駅 | - | - | - |
| 西山駅 | - | 3.9万/坪 (43.5年/248坪) | - |
| 礼拝駅 | 2.7万/坪 (32.5年/284坪) | - | 28.7万/坪 (9.5年/106坪) |
| 石地駅 | - | - | - |
| 小木ノ城駅 | - | - | - |
| 出雲崎駅 | 4.0万/坪 (47.5年/46.9坪) | 13.3万/坪 (34.5年/69.6坪) | - |
| 妙法寺駅 | - | - | - |
| 小島谷駅 | - | 25.4万/坪 (6.5年/151坪) | - |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | 3.3万/坪 (44.5年/66.6坪) | - | 11.0万/坪 (43.5年/63.5坪) |
| 分水駅 | 49.3万/坪 (37.0年/34.8坪) | - | 38.1万/坪 (28.5年/63.5坪) |
| 粟生津駅 | 10.3万/坪 (30.5年/36.3坪) | 6.0万/坪 (48.5年/163坪) | 10.6万/坪 (34.5年/66.6坪) |
| 南吉田駅 | - | - | - |
| 吉田駅 | 42.2万/坪 (19.7年/74.1坪) | 24.8万/坪 (50.5年/45.4坪) | 8.3万/坪 (47.5年/303坪) |
| 北吉田駅 | - | 69.6万/坪 (0.5年/45.4坪) | 8.5万/坪 (25.5年/160坪) |
| 岩室駅 | 23.2万/坪 (35.5年/92.3坪) | - | 60.7万/坪 (18.0年/68.6坪) |
| 巻駅 | 12.5万/坪 (44.0年/108坪) | 20.3万/坪 (30.5年/112坪) | 22.9万/坪 (25.5年/78.7坪) |
| 越後曽根駅 | 19.4万/坪 (27.2年/119坪) | 17.9万/坪 (21.0年/49.9坪) | 29.1万/坪 (23.5年/64.5坪) |
| 越後赤塚駅 | 53.2万/坪 (21.9年/103坪) | - | - |
| 内野西が丘駅 | 34.0万/坪 (22.5年/59.5坪) | 66.8万/坪 (10.7年/57.7坪) | 69.7万/坪 (7.3年/49.7坪) |
| 内野駅 | 17.1万/坪 (46.5年/44.9坪) | 21.5万/坪 (28.2年/82.8坪) | 38.9万/坪 (33.3年/73.5坪) |
| 新潟大学前駅 | 47.4万/坪 (22.5年/94.4坪) | 41.1万/坪 (34.2年/73.7坪) | 51.0万/坪 (26.8年/56.3坪) |
| 寺尾駅 | 33.7万/坪 (32.4年/60.9坪) | 69.2万/坪 (18.6年/90.8坪) | 34.1万/坪 (29.0年/69.6坪) |
| 小針駅 | 62.2万/坪 (21.8年/83.8坪) | 61.7万/坪 (17.2年/49.0坪) | 61.1万/坪 (12.7年/59.9坪) |
| 青山駅 | 59.5万/坪 (32.5年/50.4坪) | 54.3万/坪 (32.9年/47.9坪) | 61.2万/坪 (28.2年/91.7坪) |
| 関屋駅 | 58.2万/坪 (35.5年/66.9坪) | 87.1万/坪 (21.0年/122坪) | 70.9万/坪 (26.2年/119坪) |
| 白山駅 | 61.5万/坪 (36.9年/148坪) | 17.9万/坪 (40.9年/108坪) | 122万/坪 (7.8年/79.7坪) |
| 新潟駅 | 58.5万/坪 (25.8年/67.6坪) | 56.1万/坪 (23.4年/79.7坪) | 52.6万/坪 (23.2年/64.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
白山駅 61.5 万/坪(昨年同期比 +244.2 ％)
白山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +244.2％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 40.9年から -9.6 ％減)。平均土地面積は 148.2 坪 (昨年 107.9 坪から +37.4 ％増)。平均建物面積は 143.7 坪 (昨年 111.3 坪から +29.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 11.2 分 → 2019年 13.0 分、+16.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 40.0 ％)
粟生津駅 10.3 万/坪(昨年同期比 +71.1 ％)
粟生津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +71.1％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 48.5年から -37.1 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 163.4 坪から -77.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 99.8 坪から -72.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 48.5 年 → 2019年 30.5 年、-37.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 30.0 分 → 2019年 60.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
出雲崎駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -69.9 ％)
出雲崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -69.9％( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 34.5年から +37.7 ％増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 69.6 坪から -32.6 ％減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 28.0 坪から +78.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 34.5 年 → 2019年 47.5 年、+37.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
寺尾駅 33.7 万/坪(昨年同期比 -51.3 ％)
寺尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -51.3％( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 18.6年から +73.8 ％増)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 90.8 坪から -32.9 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 38.3 坪から -9.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 18.6 年 → 2019年 32.4 年、+73.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 13.5 分 → 2019年 16.1 分、+20.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 30.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示