【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR羽越本線 (新津駅～府屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -27.8％( -11.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 54 件(１年前(2018年)に比べて -8.5％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 25.2年から +25.2 ％増)。平均土地面積は 100.5 坪 (昨年 102.7 坪から -2.1 ％減)。平均建物面積は 50.4 坪 (昨年 57.3 坪から -12.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新津駅、坂町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは加治駅で昨年に比べ +248.7 ％、坪単価は 28.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(加治駅、中条駅)は +229.2 ％(坪単価 +33.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、水原駅)は -70.0 ％(坪単価 -41.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 ％ → 2019年 1.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 25.2 年 → 2019年 31.5 年、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.1 ％ → 2019年 37.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.8 ％ → 2019年 14.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.0万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +209.7％( +46.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +99.1％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新津駅 | 43.8万/坪 (27.9年/68.7坪) | 29.6万/坪 (32.9年/129坪) | 26.7万/坪 (28.6年/75.6坪) |
| 京ケ瀬駅 | 44.8万/坪 (36.9年/199坪) | - | 7.9万/坪 (47.5年/189坪) |
| 水原駅 | 24.6万/坪 (22.0年/90.8坪) | 64.9万/坪 (31.2年/109坪) | 6.5万/坪 (36.5年/96.8坪) |
| 神山駅 | - | - | - |
| 月岡駅 | - | 9.8万/坪 (0年/87.7坪) | 10.7万/坪 (27.8年/186坪) |
| 中浦駅 | - | - | 7.4万/坪 (35.0年/228坪) |
| 新発田駅 | 38.9万/坪 (26.1年/79.3坪) | 40.7万/坪 (24.3年/99.7坪) | 40.7万/坪 (26.3年/102坪) |
| 加治駅 | 28.8万/坪 (20.0年/120坪) | 8.3万/坪 (23.5年/60.5坪) | 6.7万/坪 (40.2年/274坪) |
| 金塚駅 | - | - | - |
| 中条駅 | 68.0万/坪 (14.5年/80.2坪) | 21.9万/坪 (51.5年/133坪) | 14.5万/坪 (16.5年/99.8坪) |
| 平木田駅 | 29.1万/坪 (56.5年/163坪) | - | - |
| 坂町駅 | 9.9万/坪 (39.2年/73.6坪) | 5.0万/坪 (0年/333坪) | 34.8万/坪 (23.2年/138坪) |
| 平林駅 | - | - | 6.9万/坪 (38.5年/54.5坪) |
| 岩船町駅 | - | 3.2万/坪 (50.0年/62.0坪) | 7.6万/坪 (32.5年/239坪) |
| 村上駅 | 11.9万/坪 (41.0年/109坪) | 54.2万/坪 (10.3年/75.9坪) | 37.8万/坪 (20.8年/94.3坪) |
| 間島駅 | - | - | - |
| 越後早川駅 | - | - | - |
| 桑川駅 | - | - | - |
| 今川駅 | - | - | - |
| 越後寒川駅 | - | - | - |
| 勝木駅 | 3.3万/坪 (46.5年/96.8坪) | - | 2.7万/坪 (34.5年/90.8坪) |
| 府屋駅 | 2.4万/坪 (29.0年/157坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
加治駅 28.8 万/坪(昨年同期比 +248.7 ％)
加治駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.8万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +248.7％( +20.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 23.5年から -14.9 ％減)。平均土地面積は 120.0 坪 (昨年 60.5 坪から +98.3 ％増)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 24.2 坪から +52.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 23.5 年 → 2019年 20.0 年、-14.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 120.0 分 → 2019年 51.0 分、-57.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
中条駅 68.0 万/坪(昨年同期比 +209.7 ％)
中条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.0万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +209.7％( +46.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.5年(昨年 51.5年から -71.8 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 133.1 坪から -39.8 ％減)。平均建物面積は 136.1 坪 (昨年 62.0 坪から +119.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 51.5 年 → 2019年 14.5 年、-71.8 ％と大きく減少)
村上駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -78.0 ％)
村上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -78.0％( -42.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 10.3年から +299.9 ％増)。平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 75.9 坪から +43.6 ％増)。平均建物面積は 61.2 坪 (昨年 42.2 坪から +45.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 10.3 年 → 2019年 41.0 年、+299.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 23.7 分 → 2019年 38.1 分、+60.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 40.0 ％)
水原駅 24.6 万/坪(昨年同期比 -62.1 ％)
水原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.1％( -40.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 31.2年から -29.4 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 109.2 坪から -16.9 ％減)。平均建物面積は 28.5 坪 (昨年 80.8 坪から -64.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 31.2 年 → 2019年 22.0 年、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示