【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR磐越西線 (日出谷駅～新津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1.9％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 98 件(１年前(2020年)に比べて +19.5％( +16件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 28.4年から +1.1 ％増)。平均土地面積は 98.1 坪 (昨年 90.1 坪から +8.9 ％増)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 44.0 坪から +28.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。新津駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは津川駅で昨年に比べ +166.1 ％、坪単価は 13.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(津川駅、新関駅)は +159.8 ％(坪単価 +8.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三川駅、東新津駅)は -61.2 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 24.7 分 → 2021年 22.1 分、-10.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 ％ → 2021年 3.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.3 ％ → 2021年 10.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.5 ％ → 2021年 37.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.3 ％ → 2021年 20.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北五泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -13.6％( -8.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -89.6％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR磐越西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 日出谷駅 | - | - | 1.9万/坪 (37.8年/49.9坪) |
| 鹿瀬駅 | - | - | 4.7万/坪 (16.3年/30.3坪) |
| 津川駅 | 13.0万/坪 (30.8年/175坪) | 4.9万/坪 (0年/81.7坪) | 20.1万/坪 (17.6年/168坪) |
| 三川駅 | 2.3万/坪 (0年/42.4坪) | 22.4万/坪 (30.1年/100坪) | 19.1万/坪 (10.8年/115坪) |
| 五十島駅 | - | - | - |
| 東下条駅 | - | - | 4.1万/坪 (26.8年/124坪) |
| 咲花駅 | - | - | - |
| 馬下駅 | - | - | 21.4万/坪 (0年/160坪) |
| 猿和田駅 | 19.1万/坪 (25.0年/151坪) | 8.3万/坪 (31.8年/239坪) | 10.9万/坪 (25.2年/175坪) |
| 五泉駅 | 22.3万/坪 (32.5年/124坪) | 30.2万/坪 (30.4年/99.6坪) | 24.1万/坪 (28.2年/95.9坪) |
| 北五泉駅 | 52.6万/坪 (20.9年/67.7坪) | 61.0万/坪 (7.4年/55.0坪) | 46.1万/坪 (14.6年/130坪) |
| 新関駅 | 16.0万/坪 (38.9年/162坪) | 6.3万/坪 (37.3年/109坪) | |
| 東新津駅 | 8.1万/坪 (44.8年/129坪) | 12.1万/坪 (25.3年/160坪) | 45.2万/坪 (21.2年/75.9坪) |
| 新津駅 | 44.8万/坪 (24.8年/73.9坪) | 39.0万/坪 (33.7年/75.2坪) | 41.3万/坪 (26.2年/76.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
津川駅 13.0 万/坪(昨年同期比 +166.1 ％)
津川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +166.1％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 81.7 坪から +114.8 ％増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 40.8 坪から +1.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 120.0 分 → 2021年 73.0 分、-39.2 ％と大きく減少)
新関駅 16.0 万/坪(昨年同期比 +153.6 ％)
新関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +153.6％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.9年(昨年 37.3年から +4.5 ％増)。平均土地面積は 161.8 坪 (昨年 108.9 坪から +48.6 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 63.5 坪から -28.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 24.0 分 → 2021年 19.0 分、-20.8 ％と大きく減少)
三川駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -89.6 ％)
三川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -89.6％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 100.3 坪から -57.8 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 21.7 坪から +18.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.7 分 → 2021年 4.0 分、-85.0 ％と大きく減少)
東新津駅 8.1 万/坪(昨年同期比 -32.9 ％)
東新津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.1万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -32.9％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.8年(昨年 25.3年から +77.2 ％増)。平均土地面積は 129.5 坪 (昨年 160.3 坪から -19.2 ％減)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 38.3 坪から +35.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.3 年 → 2021年 44.8 年、+77.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示