【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR弥彦線 (弥彦駅～東三条駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -20.4％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 24.4年から +40.5 ％増)。平均土地面積は 75.7 坪 (昨年 93.9 坪から -19.4 ％減)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 43.1 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。燕駅、東三条駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北三条駅で昨年に比べ +101.4 ％、坪単価は 37.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(北三条駅)は +101.4 ％(坪単価 +18.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(吉田駅)は -60.4 ％(坪単価 -48.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 31.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.4 年 → 2024年 34.2 年、+40.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 40.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 9.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +45.1％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +81.5％( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR弥彦線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥彦駅 | 11.6万/坪 (32.3年/74.1坪) | - | 26.9万/坪 (24.3年/151坪) |
| 矢作駅 | - | 4.3万/坪 (24.3年/145坪) | - |
| 吉田駅 | 31.6万/坪 (24.9年/63.5坪) | 79.7万/坪 (0.25年/68.1坪) | 14.7万/坪 (35.8年/168坪) |
| 西燕駅 | 1.5万/坪 (41.8年/47.6坪) | - | 15.1万/坪 (47.3年/167坪) |
| 燕駅 | 17.5万/坪 (39.1年/124坪) | 9.6万/坪 (49.3年/88.5坪) | 34.0万/坪 (24.1年/65.0坪) |
| 燕三条駅 | 21.3万/坪 (38.3年/49.9坪) | - | |
| 北三条駅 | 37.0万/坪 (38.3年/55.6坪) | 18.4万/坪 (35.3年/84.7坪) | 8.3万/坪 (32.3年/49.9坪) |
| 東三条駅 | 45.6万/坪 (29.3年/55.0坪) | 31.4万/坪 (26.9年/97.3坪) | 13.0万/坪 (40.0年/117坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北三条駅 37.0 万/坪(昨年同期比 +101.4 ％)
北三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +101.4％( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 35.3年から +8.5 ％増)。平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 84.7 坪から -34.4 ％減)。平均建物面積は 53.5 坪 (昨年 54.5 坪から -1.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 15.8 分、+75.6 ％と大きく増加)
吉田駅 31.6 万/坪(昨年同期比 -60.4 ％)
吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -60.4％( -48.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 0.3年から +9766.7 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 68.1 坪から -6.7 ％減)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 35.5 坪から +8.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.5 分 → 2024年 9.0 分、-37.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 24.9 年、+9766.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示