【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR弥彦線 (弥彦駅～東三条駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -7.5％( -2.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて -19.4％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 31.4年から +0.9 ％増)。平均土地面積は 87.9 坪 (昨年 115.7 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 79.9 坪 (昨年 79.2 坪から +0.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。燕三条駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは燕三条駅で昨年に比べ +63.3 ％、坪単価は 70.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(燕三条駅、燕駅)は +32.6 ％(坪単価 +14.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西燕駅、矢作駅)は -86.5 ％(坪単価 -23.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 23.0 分 → 2022年 19.3 分、-15.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.4 ％ → 2022年 28.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.1 ％ → 2022年 16.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 6.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 39.4 ％ → 2022年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった燕三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +63.3％( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -99.8％( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR弥彦線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥彦駅 | - | 25.7万/坪 (51.5年/124坪) | - |
| 矢作駅 | 9.8万/坪 (46.5年/203坪) | 36.5万/坪 (35.5年/78.7坪) | - |
| 吉田駅 | 34.3万/坪 (27.0年/56.0坪) | 47.3万/坪 (21.3年/86.8坪) | 10.5万/坪 (34.9年/260坪) |
| 西燕駅 | 0.03万/坪 (45.5年/200坪) | 19.8万/坪 (33.5年/50.9坪) | 16.0万/坪 (37.5年/69.6坪) |
| 燕駅 | 52.4万/坪 (17.2年/54.3坪) | 51.5万/坪 (22.9年/73.7坪) | 20.0万/坪 (45.0年/50.4坪) |
| 燕三条駅 | 70.2万/坪 (19.0年/60.1坪) | 43.0万/坪 (21.1年/166坪) | 47.2万/坪 (9.0年/75.6坪) |
| 北三条駅 | 8.5万/坪 (46.2年/111坪) | 14.7万/坪 (48.0年/51.9坪) | 35.4万/坪 (31.0年/196坪) |
| 東三条駅 | 9.3万/坪 (43.7年/85.3坪) | 9.3万/坪 (42.1年/200坪) | 43.5万/坪 (16.0年/90.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
燕三条駅 70.2 万/坪(昨年同期比 +63.3 ％)
燕三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +63.3％( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 21.1年から -10.0 ％減)。平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 166.4 坪から -63.9 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 95.8 坪から -66.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 17.8 分 → 2022年 16.0 分、-10.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
燕駅 52.4 万/坪(昨年同期比 +1.8 ％)
燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.4万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1.8％( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 22.9年から -24.6 ％減)。平均土地面積は 54.3 坪 (昨年 73.7 坪から -26.4 ％減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 46.2 坪から -19.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 22.9 年 → 2022年 17.2 年、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 19.2 分 → 2022年 27.6 分、+43.7 ％と大きく増加)
西燕駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.8 ％)
西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -99.8％( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 33.5年から +35.8 ％増)。平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 50.9 坪から +292.1 ％増)。平均建物面積は 302.5 坪 (昨年 24.2 坪から +1150.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 33.5 年 → 2022年 45.5 年、+35.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.7 分 → 2022年 30.0 分、+32.4 ％と大きく増加)
矢作駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -73.2 ％)
矢作駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -73.2％( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.5年(昨年 35.5年から +31.0 ％増)。平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 78.7 坪から +157.7 ％増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 43.9 坪から -29.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.0 分 → 2022年 16.3 分、-34.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 35.5 年 → 2022年 46.5 年、+31.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示